東京文化会館50周年記念フェスティバル 「記念ガラ」
「記念ガラ」を聞きに上野の文化会館へ。50年前に建ったのに、音響も最高で、とってもモダンなこのホールは大好きです。今日のガラコンサートは豪勢ですよ。私は「慶応OBで堀内康男さんを囲む会」に入っていて、そちらを通じて発売前にチケットを予約しましたが、今日は完売だったそうで、上から下まで満席。前半はコンチェルトが3本。オーケストラは東京フィルハーモニー。ヴァイオリン・前橋汀子でサン=サーン「序奏とロンド・カプリッチョーソ」チェロ・堤剛でチャイコフスキー「ロココ風主題によるへんそうきょく変ホ長調」ピアノ・中村紘子でリスト「ピアノ協奏曲第1番 1~3楽章」指揮は外山雄三でした。20分の休憩を挟んで後半は、吉田都等による、バレエ「時の踊り」そしてデヴィーア(S),Fポルターリ(T)、堀内康男(B)、沼尻竜典(指揮)でオペラのアリアとアンサンブル。「ドン・カルロ」の「共に生き共に死ぬ」(T,B)「ノルマ」の「清らかな女神よ」(S)「アンドレア・シェニエ」より「祖国の敵か」(B)「ラ・ボエーム」より「おお、そよ風の娘よ」(S,T)「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲「ルチア」より「こちらにおいでルチア」(S,B)「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」(T)「ラ・トラヴィアータ」より「花から花へ」(S)これだけ素晴らしい人ばかりのガラですが、それでもデヴィーア様がダントツでした。「Casta Diva」では相変わらずブレスが長すぎて、聞いている方がくるしくなっちゃいます。ミミは音域が低いのであんまり合ってないように思ったのですが、若いテノールさんとラブラブでよかったです。椿姫は以前、どこだったかの引っ越し公演できいた時より、ずっと正確でよかったです。そして「ルチア」は一昨日私がアーク横浜で歌ったのと同じ箇所でした。デヴィーア様と堀内さんのコンビで聞けるなんて、なんて耳福なこと!!お席は1階の中央だったですが、デヴィーア様の時はオペラグラス使用。お顔をずっと凝視していました。その結果、最高音の時だけ、特別なお顔をすることが分かりました。1小節前からそのお顔で待ってて、後は器に息を送り込むだけって感じ。だから、椿姫のEsやルチアのDの前は休符にしているのね。どんなお顔かというと、グル様と同じ。メスライオンが獲物に噛み付く感じです。音楽ブログランキングに参加しています。もうすぐ100万アクセスなのね。特になにもしませんが、ずいぶん長く日記を書いているな~と感慨深い。実はこっそりツイッターもやってるのだけど、あまり性に合わないようです。興味のある人は探してみてね。人気ブログランキングへ