カテゴリ:日々雑感
きのうは上の孫と娘を連れて、元同僚の家に遊びに行きました。 彼は私と同い年、二つ目の学校で同期で赴任した友人です。 去年の秋、日課のサイクリングの際わざわざ遠方の我が家まで来てくれた時、彼の趣味の話にいたく興味を持った私は、そういうのが好きな孫にもぜひ体験させてやりたいからとお願いしての今回の訪問でした。 その彼の趣味とはVR(ヴァーチャル・リアリティ)です。ゲームにもアニメにも最近の機械にも疎い私にはニュースでの情報ぐらいしかなく、もちろん実際に装着して体験するなんてことは生涯ないだろうと思っていたのでした。 彼の家には初期からのものがあり、ヴァージョンアップするごとに買い替えていったらしく何機もの機械がありました。まずはお試しということで、少し古いタイプのをかぶらせてもらいました。そこには富士山が遠望できるある旅館の広間が映し出されています。じっとしていたら映画と変わりないのですが、言われるままに身体や顔の位置を変えていくと、いろんなものが現れてきます。鯉の泳ぐ池があったり、隣に続く廊下が少しずつ先の方まで見えてきたり。 実は私の好きな作家、奥泉光氏の『ビビビ・ビ・バップ』などには、VRの世界がどういうものかかなり詳しく書かれていて、頭の中では何となく解っていたし、面白そうだとの感想もあるにはあったのですが、なんせ機械オンチだしそう新しモノがりでもない性格から、敬遠していたのです。 一階での体験、彼はこれをまだまだ序の口と言いましたが、皆で二階に移動。話には聞いていましたが、所狭しとプラモデルやフィギアがぎっしり。 私と娘はあっけにとられ、孫の眼は爛々。まさにオタクの本領発揮と言うべし。 ここからは孫のために、というか彼のもっとも力を注いでいるところでもあるようで、萌え系アニメのキャラが踊ったり歌ったりするディープな世界のVR。私と娘はちょっと冷めた視線でもって、熱く語る彼の話にテキトーな相槌。 グー○ルアースで私の家の近所に行ってみようということになり、最新の機械をかぶった私が家の周辺を歩くと、やはり3Dで近所が再現されています。気になるベランダを見上げると、いつもやって来るスズメが数羽ちゃんといるではないですか! これには感動しました。もちろん動きはしないですよ。 最後は孫が戦艦大和の甲板を散策して、この日のお開きとなりました。 面白い体験をさせてもらった一日でした。で、VR欲しい?と聞かれれば、いやあ何ともと答えるしかない私です^^;
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Last updated
2022年08月21日 08時21分26秒
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