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Nov 5, 2008
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カテゴリ:*BALI
ソファーに座っていると、イスラムのスカーフをしたおばさんが通った。
突然「毎日、私があなたの朝食コーヒー作っているのよ。」といってきて、ちょっと驚いた目
ホテルにずっといたのに会ったことがなかったから、ムスリムだから表に出ないようにしてんだろうなと思った。
しかも英語がすごく堪能だった・・びっくり

明日はこの島を発つ日バイバイ
「明日もあなたのために早起きして作るわよウィンク。」
「早くてごめんなさい。」船の時間が早朝のため。
「いいのよ、ムスリムだから早く起きないといけないから(コーランのため)。」
薄々気づいてはいたが、わたしは久しぶりの客だった。
だからおばさんもとってもううれしそうでうきうきしていて、こちらもうれしかった手書きハート

少し話をした。
娘はオーストラリア人と結婚してオーストラリアにいること。
自分はロンボク出身であること、横の土地も夫のものだったが、今はバリ人が買収してホテルを新築していること(この辺は少し悲しい話涙ぽろりだ)
さすがのわたしも悲しくなってきたので
「今度はここにわたしの家族を連れてくるよさくら」と言ったら本当に喜んでくれて、
「あなたのこと絶対忘れないから。」と何度も言ってくれた。

長く客がこなかったこのホテルにわたしが来たことで、スタッフもおばさんも明るい未来をたくさん話し始めて、ちょっとうれしかった。
わたしも、この寂れているような、でも手作り感がたくさんある、温かいこのホテルが何となく好きになっていた。

夕ご飯はまた昨日と同じ食堂でうお座
ホテルのスタッフもいて、みんなでゆるーい話をする。
食堂のちょっと軽そうな店員も(ムスリムなのにnever pray、一度も祈ったことないんだって、なーんだ日本人と変わらんね、急に親近感ダブルハート)、ホテルのスタッフもなんだかんだ言って、このギリアイルを好きみたいで、バリの都会もいいけど、やっぱりこの静けさが好きだという。
何もないけど、朝は鳥の声ひよこしか聞こえないし、でも空気はおいしいし、魚はうまいし(確かに)、十分だOK
これ以上旅行者が来て、人口が増えるのは嫌だと。

そして、タイや日本の経済に話はおよび(いやー島で経済について話すとは思わんかった・・・)、インドネシア経済はぜーんぜんダメ、あがってきたーと思ったら、津波~、またあがってきたーと思ったら、バリの爆弾、上がんないよねーとケラケラ笑ってた。
笑ってふっ飛ばしちゃうなんて、なんかある意味すごい話だった。
日本人よ、なにを悩んでおるのじゃーーーパンチ
いろいろ話してひさしぶりにたくさん笑ったよスマイルスマイル

ギリアイル 2


ホテルスタッフが、「明日は6:30かー早いなー」と何度もわたしに向かっていう。
「こっちは客だ。しかもNo money , No choiceだー。(安いボートのため早朝発のみ)」
とみんなケラケラ笑う大笑い
おい、きみたち、なぜわたしのNo moneyのところでいつもそんなに大笑いする!
貧乏なニッポン人はそんなにめずらいいか怒ってる(なぜか逆ギレ)
しかし、このホテルのスタッフ、初めて会ったときの誠実さは今は全くここにはなく。
今なら間違いなくこの客引きにはついていかないだろう。
あなたのこの「Jorking makes people happy, smile forever young!」をギリアイルでの思い出の一言としてとっておいてやろう。

くだらなくも楽しいひと時だった。

めずらしくわたしを純粋にさせる島だったさくら
find new job, save money, bring my family
と約束したけど、それはいつかまだ今はわからない。
次来たときは、ホテルも新しくなってるだろうし、彼らとの意見とは別にとっても賑やかで毎晩ネオンが灯って、波の音は流行の曲に打ち消されて、馬車はオートバイになってるかもしれない。
人間とは勝手なもので、自分も単なる観光客のひとりでありながら、彼らを変えるのは観光客だと知っていながら、永遠にこの島はこのまま保ってほしいと思った。

ウブドではワルテルは24Hコンビに変わり、カフェではフリーインターネットができるようになった。
人々も昔より笑顔がなくなって。わたしがバリに行き始めたのは、たったここ数年、それでもこの変化を感じる。
昔むかしパッカーだった人が言っていた、「ウブドは昔、ほんとうになにもないところだったのよ、もう今はいきたくないわ(昔の思い出が消えてしまうから)。」と。なぜか急にこの話を思い出した。





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最終更新日  Nov 5, 2008 11:47:05 AM
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