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バリの話はとりあえず閉じたつもりだったけど、何か色々他にも思い出してきた。
バリ人のことばかり書いていたけれど、その他の国々の印象的な人を思い出して記録に残しておこう。 名前は実際とは少し変えておきます。 ションは毎年、春の3ヶ月をバリで過ごしている。 初めて会った頃は、冗談いう楽しい陽気なおじいちゃんだった。 そのうち、段々暗くなってきた。 どうも宿のオーナーから「金払え」みたいなことを言われてる模様。 そして明らかにされていく事実・・・ ビザが来週切れるのに、帰りの飛行機のチケットがないという。 そして、金も・・・ 毎日「明日妻が入金してくれる。」の繰り返しだった。 宿も不法滞在者を置くわけにはいかないし、もともと親切なバリ人達だ。 毎日必死に、「いくらでも助けるから、飛行機のチケット買ってきてあげるから」 と説得している。 しかし、だ。いくら親切なバリ人でも、オーストラリア行きのチケット代など立て替えれるものなどいない。 ションが金出さない限り、誰も何もできない・・ わたしに会う度「きみは帰りのチケットもってるのか」と聞いてきた。 そして、「わしはミツビシエアラインで帰るのだ。」と笑えない冗談を言っていた。 タイムリミットまでもうあと数日、本当に誰もこの冗談笑えない。 ってところで、残念ながらわたしもビザが切れるので日本に帰国してしまった。 でも、ションがどうなったのか気になって仕方がなかったので、次にバリに行ったときに、スタッフに一番に聞いてみた。 「ああ、あれね」 ちょっと興奮し始めた。やばい、いけない話に触れてしまったか。 バリ人も思い出したくないようで、細かくは教えてくれなかったけど、こんな感じだったようだ。 他のエアラインは金を払わないと絶対発券しないと(当たり前だ)言ったが、 ガルーダだけは金を払うの後でもいいとせっかく言ってくれたのに、 「ガルーダは絶対乗りたくない」と言ってスタッフを困らせた。 最終的に、ションの国のエージェントが助けてくれて、シンガポールエアラインかなんかで何とか帰国したそうだ。 この話思い出して、バリ人また泣きそうになってた。 また来年も、4月になったらいつものようにションは、バリに来るのだろうか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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