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カテゴリ:ニュース
日経が記事のネット配信を一部有料化するという話が出ています。個人的には大賛成です。むしろネットで新聞記事を無償で提供することに違和感がありました。
本来、新聞記事とは新聞社の製造物であり資産であり価値が付随するもののはずです。であるからお金を払って購読しているのです。 それを無料で提供すれば、ネットで見ればいい、となって購読するのを止めてしまうでしょう。実際そうなってきているようです。 そもそも、無償で提供しているのは宣伝としての意味合いが強かったはず。それが売上を妨げているなら見直す必要があるのです。 それをわかっていながら続けるのは、おそらく、ネットと言う新しいメディアに楔(くさび)を打っておきたいという思いがあるからなのでしょう。 新聞社はテレビ局を持つことでメディアを完全に牛耳ってきた。ネットも同じように自分たちのモノに出来るのでは?と踏んでいる節もあります。 実際にネットのニュースはある種、新聞社の思惑通りになっています。巨大掲示板でもブログでもニュースを書けば「ソース」として新聞社の記事を求められます。 ブログを書く人の感想や体験談より、新聞記事のソースが最優先される。これは完全に新聞社が情報を牛耳っていることにほかならないでしょう。 ネットと言うのは個々が情報を発信し、各々の感想を書くことが出来るのが利点だったはずなのに、いつの間にかニュースとしての価値は奪われました。 しかし、それがゆえ、新聞記事をコピーされ、場合によっては一部を抜き出し、いいように利用されていることも少なくありません。 その結果、情報が氾濫し、価値が著しく落ちていると思うのです。取材した人、記事を書いた人、校正した人、編集した人・・・そういった人達の働きを安くしている気もします。 ですから、他の新聞社も有料化は考えるべきです。でも、本当は有料化ではなく、もっと抜本的な見直しが必要だと思うのですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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