東スポ杯2歳Sつづき
昨日に引き続き東スポ杯2歳Sで人気になりそうな馬をピックアップして検証してみようと思う。 まず、藤沢厩舎の有力どころであるエアサバスについて。ご存知の通り、00年の2冠馬エアシャカールの全弟で、新馬戦も全く危なげない競馬で逃げ切り勝ちをおさめている。 新馬戦では、メジロドーベルの全弟であるメジロコルセアも出走していたが、問題なく勝った。この時、メジロコルセアは2着だったが、次走で勝ちあがりを決めており、決して相手が楽だったわけではないことの証明となった。 この馬の本質からしたら、「逃げ」という型は本来の姿ではないだろうし、おそらく今回は控える競馬を試してくることだろう。 問題は控えた時の終いの弾け具合だが、鞍上もペリエ騎手に乗り替わりで強化されるので、全く走らないということはないだろう。注目の1頭と言える。 同じ関東の小島太厩舎からは、ボーンキングの全弟のメガトンカフェが出走予定。こちらも注目の1頭と言える。 血統背景は、サンデー×サドラーズウェルズということで、今までは大物が出現していない配合ではあるが、新馬はなかなか強い勝ち方をしており、今後の成長が楽しみな1頭。 新馬は鋭い差し脚をみせて勝ちあがったが、同じ配合のタイプで、今年の秋華賞へ出走したヒカルドウキセイをみると、この馬もパワータイプの差し脚堅実派というイメージがしている。 それを考えると、時計の掛かりだした今の府中の馬場は、この馬にとってプラスに働くように思える。 先の2頭は、いずれも1戦1勝馬であるが、過去4年(東京で行われた)で1戦1勝馬が、2勝2着1回していて、うちサンデー産駒が2勝していることを考慮すると、この2頭も軽く扱うわけにはいかない感じがする。 あとは、昨日触れたリファール系の血を引くマイネルアドホックが穴候補として面白いような気がしている。間隔が開いた今回、走りそうにない気もするが、重賞でもある程度人気したような馬が、今回は人気落ちしそうで、あまり人気がないようなら、押さえて妙味ありと言えそうだ。