キムチと梅干し

私は、マンガのような出来事に遭遇するコトがしばしばある。

例えば…



電車の中で、ウトウトしているおじさんがいた。

そのうち、コックリコックリと船をこぎ始めた。

すると、おじさんの鼻から、なんと鼻ちょうちんが！

その鼻ちょうちんは、おじさんが息をする度に大きくなったり小さくなったりしていた。

もうその時点で私の目はおじさんに釘付けだった。

恐らく周りの人達も…。

しばらくして、鼻ちょうちんがパチンと割れた。

すると、おじさんはビックリして起きて、周りをキョロキョロと見回した。

そして、また何事もなかったかのように船をこぎ始めた。

周りも私も、笑い声は出さなかったけれど、肩が震えていた。

鼻ちょうちんなんて、本当に出るんだなぁ。

マンガの中だけの出来事だと思っていたので、感心さえした出来事だった。



ウチの猫が廊下を歩いている時、玄関の方で、カタリと音がした。

家の中が静かだったので、その音は大きく響いた。

すると、ウチの猫は驚いて、その場所から垂直にジャンプした。

それは凄いジャンプ力だった。

そんな驚き方は、マンガの中でしかないと思っていたけれど、実際にあるんだなぁと感心した。



友達と遊園地に行った。

次のアトラクションへ移動しようと歩いていた私達の前に、仲の良さそうな家族が歩いていた。

私達は、たいして気にせずにお喋りしながら歩いていた。

すると、突然強い横風が吹いた。

「わぁ、スゴイ風やなぁ」

と言って、ふと前を見ると、前を歩いていた家族のお父さんの頭のてっぺんの髪が、めくれてなびいていた。

なんと、そのお父さんの髪型は、いわゆるバーコードと呼ばれるものだった！

そして、風は無常にも、お父さんの髪の分け目の反対側から吹いたのである。

結構長い間風は吹いていた。

その間、お父さんの片方だけ長い髪は、ずっとなびいていた。

私と友達は、大声で笑いたいのをこらえて、必死でガマンした。

その家族が、私達の前からいなくなるまでずっと…。

いやぁ、アレは忘れられない出来事になりました。



他にも多々ありますが、今日はこのくらいで。

皆さんは、こんなマンガみたいな出来事に遭遇したコトはありますか？