エレベーターつきのパゴダ
仏教の国ミャンマーには,多くのパゴダ(寺院)がある。現地語では,パヤー。ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ,スーレー・パゴダなど,大きなものはいくらでもある。私はいつも,その辺を歩き回るといっても,こういったところにも,ちゃんと顔を出す。 南東部モン州の州都モウラミャイン。20万人都市といっても田舎の雰囲気が色濃く漂う。ここに来る日本人は,果たしてどれぐらいいるのだろう?この町については,過去に何回か書いている。 この町は,タンルウィン川沿いに開けているが,その川と町を挟む格好で反対側には丘がある。その丘の上には,パゴダがいくつかある。 これは,チャイタンラン・パゴダと言う。ここへ来るまでは,急ではないが結構疲れる坂道が続く。しかも,画像右側の建物はエレベーターがあるのだ。それも2基あった。係員らしき人もいた。歩いていこうとも思ったが,おもしろいのでエレベーターに乗って上がった。 仏塔そのものは,他のパゴダと同じだ。時刻は3時過ぎ。そんなに多くの人がいるわけではなかったが,みんな日陰にいる。日ざしは強いのだ。その中で私は一人日向にいた。みんな不思議そうに見ている。私は,日に当たるのが好きなのだ。しかも,日向には人がいない。広くて,ちょうどいい。勝手にくつろいでいる。 いつも地元の人が嫌う炎天下の中でも帽子も被らないで歩き回る。良くないだろうが,今のところ,しんどくなったことはない。人がなんと言おうと,私には私の世界がある。もう○十路なのだが… パゴダから眼下の町やタンルウィン川方向を望む。向こう岸は,モッタマの町。1番手前に見えている建物は,じつは参道なのだ。画像の右側から左側に続いている。下の通りから屋根付きの階段が続いているのだ。その向こう(画像中央)の放射状の建物は,刑務所だ。拡大してみると,畑仕事などをしている囚人の姿が見えた。 パゴダにいる人は,ウロウロしているか,長い時間じっとしているかだ。私は,3時間近く,じっと座って人々を眺めていたり,物思いにふけっていた。夕方に近づくにつれ,参拝に来る人が増えてきた。夕方,やっと下に降りた。降りるときは階段にした。 下に降りた。「なんや,この人々は!?」ピックアップトラックやバスに乗って人々が続々と来ているのだ。人々の信仰心の深さを,あらためて実感した。 本サイト,ミャンマー編に載せてます。 ↓ブログランキングに参加しています。クリックするだけでOKです。よろしくです。ランクアップ中!人気blogランキングへ↓本サイトです。ぜひ!アジアを旅しよう!