ミャンマー唯一の中古車センター
ミャンマー(ビルマ)で走っている車の大多数は,日本の中古車だ。それも,かなり古い。数十年以上前の車もめずらしくない。多いのは,30~40年ぐらい前の車だろうか。 以前は多くの中古日本車が輸入されていたが,近年は禁止されていた。それが,ここ最近は,再び輸入が解禁されている。しかし,1台3000万円前後などという途方もない価格がついていた。それでも買う金持ちがいたようだ。 それが,民主化で,一気に日本製中古車が入って来るようになった。価格も1/10に下がっている。それでも,日本に比べると,かなり高い! ミャンマー国内に1カ所しかないというヤンゴンの中古車センターへ行った。車は,ここでしか買えないという。地方からも買いに来る。 これは,日産(ダットサン)サニー。私が小学生~中学生の頃に走っていた車だ。こんなのが,ふつうに走っている。 中古車センターへ行くと,比較的新しい車が並んでいた。 どこの車か,わからんのもあるが… いま最も人気があるのは,トヨタ・クラウン・ロイヤルサルーン。 多くが約10年前の車だが,なぜかミャンマーでは新車扱いになる。価格は,日本円で350万円~400万円ほど。 10万キロほど走っていても,「大丈夫!!」と言っている。この国では,さらにもっともっと走るしな。 こんな感じで,あちこちに並んでいる。 マーク2も人気がある。街で,マークXも見たが,ここでは“新しすぎる”のか,まだほとんどない。 トヨタ・カルディナも,なぜか人気がある。 クラウン・アスリートもある。 アルミホイルで,ボディもピカピカに磨いてある。その割りには,平気でボディにもたれ掛かっていたりする。 クラウン・マジェスタもある。 カタカナで「ヤンゴン」と書かれている。日本の中古車オークションで競り落とされたという文書も貼られている。正規に日本から送られたという証明を残しているのだ。 ここにも,日本語のステッカーがそのまま置いてある。 多くの車には,これが付いたままだ。石川県の寒冷地仕様が,熱帯の国で走るんやな。 右側は,バイヤーだ。1台1台に,バイヤーがついている。この国では,バイヤーと,もう1人の人間が証人として間に入っていないと買えない仕組みらしい。バイヤーは,いかにも儲かってるらしい恰幅の良い人が多い。 場内には,こんな喫茶店もあり,多くのバイヤーが休んでいた。 これが中国車で これが,ミャンマー初の国産車と言うが,エンブレムがほぼ同じで見分けがつかない…中国企業の支援と言うことなので,そんなもんか。 80万円ぐらいやったかな。 おっと,日産のフェアレディZが入庫して来た!450万円。しかし,この国の凸凹の道路で大丈夫なのか?実際に走っているのも見たが。さらに,ハイオク仕様で,給油は大丈夫か?? 多くの人々が集まり,賑わっていた。みんな金持ちになってきたんやな… 最近,街ではナンバー無しの車が多く走っている。これは,違法だが… 警察に見つかると,「いま中古車を買ったばかりで,登録に行く途中だ!」と言えばOKらしい。実際には,ナンバー発行にかなり時間がかかるので,待ちきれずに乗っている人が多いらしい。 知人のマンションの駐車場でも,マーク2が売っていた。 ランクルもある。 日本車が一気に入り車は確実に増えている。街では交通渋滞になることが増えたという。金持ちが車を多く買いだしたということもあるが,今後は道路の整備などの問題も出てくるであろう。 民主化が進むのは喜ばしいことだが,それに見合った整備も課題である。 こんな事例もある Yahoo!ニュース → 「ミャンマーが中古車輸入規制、国境貿易混乱」(ここをクリックでジャンプ) ↓ はげみになります。 本当によいと思われた方,クリックをお願いします!! ↓2つのブログランキングに参加しています。クリックするだけでOKです。よろしくです。ぜひぜひお願いします!人気blogランキングへにほんブログ村>アジア旅行と海外旅行にエントリーしています。 ※ 画面が完全に出るまでに戻ると,カウントされないことがあります。クリックで,本サイトへ!本サイト