カテゴリ:ラオス
ブログの友人のGKenさん(クリックでジャンプ)が,ラオスの不発弾やベトナム戦争について書かれていた。今までから何度も書かれている。私も,今までに書いてきた。今回も,Gkenさんに引き続きUPする。こういう問題は,何回UPしてもいい。その前編。
ラオス北部のシェンクワン県。有名なジャール平原への観光の拠点になる町である。'04年12月。 ラオス航空のATR-72に乗り,シェンクワン空港に向かう。高度が下がってくると,平原のそこら中にクレーターのようなものが多数見える。 これは,インドシナ戦争(ベトナム戦争)時にアメリカ軍などが投下した爆弾の跡だ。 じつは,ラオスは世界で最も多くの爆弾が投下された国なのだ。ここに投下された爆弾は,あのクラスター爆弾だ。アフガンやイラクなどでのクラスター爆弾の不発弾問題は有名だが,米国が初めて実戦で投下したのが,ここラオスなのをご存じか?その総量は,約300万トン近くもある。これは北ベトナムへ落とされた爆弾の総量の2,3倍もあるのだ。 不発弾と言えばカンボジアの地雷が有名だが,それに匹敵する大量の不発弾が今なお山中に眠っているここ北部ラオスのことはあまり知られていない。年間300人以上の死傷者が今でもあるのだ。 これは,ジャール平原にある看板。未撤去の不発弾が多くある警告だ。道を大きく外れると危ない。 カンボジアの「DANGER MIANES」(地雷危険)と同じようなマークだ。 シェンクワン郊外の平原だ。上から見たとおり,爆弾の穴が残ったままだ。 こんな大きなのも多くある。 クラスター爆弾だ。いろいろなサイズがあるが,私が泊まったゲストハウスに置いてあったもの。これは小さめである。私の身長は170cmである。爆撃機からこれが投下されるのだ。 この薬莢の中には野球のボールぐらいの小爆弾が詰まっている。ボール爆弾,通称「ボンビー」だ。 さらに小爆弾の中にはパチンコ玉ぐらいの鉄球が無数に入っている。これが地上で爆発して飛び散るのだ。半径5メートル以内は,ほぼ即死,生きていても手足が飛んでいったりする。 この平原手前の集落。 平和そうだが… よく見ると 商品棚の足には,薬莢が使われている。 上に乗って遊ぶ無邪気な子どもは,その悲劇を知らない… 店の中には,様々な爆弾が置いてある。 お菓子やジュースなどと並んでいる光景は異様だ。 この地には,米軍だけでなく,中には旧日本軍が落としていった爆弾もあるという。 平原には民家が点在している 電源は,この発電機だ。 この小川に置いてある。下ってくる川の流れを利用している。 以前も書いたが,じつはこの画像,出版大手の「偕成社」さんの「地熱・小水力発電ほか (見学! 自然エネルギー大図鑑) 」に掲載されている。声がかかり,画像を提供したのだ。巻末には,私の名前も出ている。 →「偕成社」さんのサイト(クリックでジャンプ) カンボジアの地雷だけでなく,それに匹敵する不発弾が,ここラオスにあり,今でも毎年多くの人々が亡くなったり負傷していることを少しでも多くの人々に知ってほしい! ↓ はげみになります。 本当によいと思われた方,クリックをお願いします!! ↓2つのブログランキングに参加しています。クリックするだけでOKです。よろしくです。 ぜひぜひお願いします! 人気ブログランキングへ にほんブログ村 アジア旅行と海外旅行にエントリーしています。 クリックで,本サイトへ! 本サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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