カテゴリ:ミャンマー
出会った人つながりで,今日は,ミャンマー(ビルマ)のサイカードライバーだ。じつは,このブログを初めて書いた’06年5/13に登場している。以来,何度か出てきたが,今回まとめてみた。
’05年12月,ヤンゴンから鉄道でバゴーに来た。時刻は朝の9時15分だ。駅は,乗客や物売り,ただいるだけの人で,ゴチャゴチャしている。 構内にいたおじさんが声をかけてきた。なんかの客引きか?と思った。とりあえず,ついていった。おじさんは,勝手に私の大きい方のバックパックを持っている。駅前に出た。サイカー(三輪自転車タクシー)のドライバーだった。 私は早くホテルへ行きたかった。前日,飲みすぎて腹具合がいささか緩くなっていたのだ。しかし,途中で「ご飯は食べたのかい?」と聞いてきた。「食べたよ。」どうでもいいから早く行ってくれ~!しかし,見事にレストランで止まってしまった…おいおい!「お茶ぐらい,いいだろう?」と言う。仕方ないなあ。店に入る。紅茶が出てきた。少し食べるものも出た。30分ほどして,やっと出発だ。 上り坂で止まる。「降りてくれ!」「はい?」「上れないから歩いてくれ!」…おいおい,サイカーって,そんなもんやったっけ??(^_^;) ホテルに着くと,「午後から,どこかへ連れて行くよ。」と言って去って行った。私は,どうでもよかった。「わかった。」と生返事しておいた。 部屋に入った。すぐにトイレへ行く。水が出ない??部品が外れている…つけ直す。応急処置で使えるようにはなった。トイレットペーパーもちゃんとあったが,すぐ横にはシャワーがあり,ずぶ濡れになっていて,全く使い物にならない…どうしようもない… その日は,朝5時に起きていたので,眠たくなり寝てしまう。昼間は電気が来ないので暑かったが,睡魔の方が勝った。 目が覚めた。1時をまわっている。そういえば,サイカーのドライバーは12時とか言ってた。まあ,いないだろう。街へ出ようと,ホテルの玄関を出る。ちゃんとドライバーは待っていた!「よく寝たかい?」あらら…まあ,いいか(^_^;) まず,お腹がすいた。「どこかレストランに行ってほしい。」,「OK~」で,少し出た大通りにあるレストランに入った。まだ,どんな人かがわからないうちに,一緒に食事をし,生ビールも飲んだのだ。 おかず2人分と生ビール2杯で,7250チャット(当時約652円)だった。 その後に行くモッタマ(モウラミャインの手前)までの切符を買いに行った。 駅員室に入る。予約を受け付けるということだった。パスポートを確認し,黒板に書いていた。若い兄ちゃんと欧米人が入ってきた。知り合いなのか笑顔だ。聞くと,息子らしい。親子で,サイカーのドライバーをしていて,同じように外国人をこのように案内しているらしい。 その後,構内のいくつも走っているレールを横切っていく。裏の外れに門があった。「いいんかいな!?」閉まっている門を勝手に開ける。質素な車庫のような建物があった。そこにSLが止まっていた。「お~現役で走ってるんや!」何台か止まっている。整備中のもあるようだ。 おじさんは,整備をしている人に何か交渉している。本当は入ってはいけないらしい。当然やろな。だいたい,駅構内の撮影は厳禁で,場合によっては当局に拘束やし。 見終わった後,ドライバーが私に目で合図。なるほど,そういうことか。整備員にチップを渡す。笑顔で受け取る。いい悪いは別にして,どの国でも,立ち入り禁止のところもチップ(賄賂?)で,結構OKになる。または,個人的なガイド役の顔パスもある。 駅前で一緒に。今回はUPしないが,あちこちを回ってもらっている。 そのうち,「我が家に来ないか?」と言い出した。地元の人の家へ行く機会は,そんなに多いことではない。すぐに「行きたい!」と返事した。街から少しはずれの通りを走り,小さな路地へ入った。 狭い道を抜けると質素な高床式の家に着く。中には,小さな子どもと奥さん,親もいた。お茶を出してくれた。のんびりと話をした。様子からして,ほかの家族は働いていない気がした。暮らしは,そんなに豊かではないだろうが,心の豊かさを感じた。 真ん中の青い服は,私だ。もちろん,親子でも何でもない!!初対面だ。この画像を,この年の年賀状に使ったら,あちこちで「現地妻と子か!?」と言われてしまった… 周りの家からは,子どもたちがめずらしそうにこちらを見ている。隣の家からは丸見えだ。この子は,隣の家からずっとこちらを見ていた。こっちの家は,板で造ってあって丈夫そうだ。 シュエターリャウン寝仏 移動遊園地 最終日。駅の黒板の文字が消されてしまわないか心配だったが,乗車当日にはちゃんと発券してくれた。さらに,早く行ったので大きいバックパックを預かってくれた!再び町へ出て,小さな寺院に来た。 寺院の横にある,ビルマ戦線に散った日本兵の戦友の慰霊碑。私が日本人と言うことで,最終日の列車に乗る前に連れてってくれた。 構内で撮影してもらった。地元の人と同じようにレールに座って列車を待ったのだ。やはり,“郷に入っては郷に従え”だ!なんとなく,現地の人になったような気になる。 列車が来るまで,一緒に待ってくれた。まあ,考えたら,来た列車の客をまた捕まえんなんしな。 このドライバーのサイカーには,バゴー滞在中,ずっと乗ったのだ。あちこち回ってくれた。3泊4日のうち,ゴールデンロックへ行った日以外の3日間(実質2日半)貸し切り状態で,$10だった。 いい人だったので,もし機会があれば,またお世話になってみたいと思った! 人気ブログランキングへ にほんブログ村 アジア旅行と海外旅行にエントリーしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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