相撲がおもしろくなってきた(^。^)
まあ、朝青龍が横綱になった時点からおもしろいんだけど今場所は早々と関脇まで上がってきたブルガリア人の琴欧州が一昨日まで全勝で昨日朝青龍に負けて一敗になり今日も前頭15枚目の稀勢の里にも負けて2敗になった。稀勢の里は15枚目でありながら今日でまだ3敗の絶好調力士。琴欧州は昨日朝青龍に負けた後、帰りの車に乗り込む間際に報道陣に雪駄を踏まれて脱げてその雪駄で地面を思い切り叩いたそうで、そうとう悔しかったように見えたという。おいらはちょっとそこを言いたい。朝青龍もいろいろ素行を言われた横綱だが、琴欧州にとって相撲はまだまだスポーツであり格闘技なのだろう。相撲は武道だ。勝気なところはもちろん必要だが、地面に雪駄を叩きつけるパワーがあればその気持を稽古まで持ちこたえて土俵でその悔しさを表さなければならない。つまりは押して忍ぶ”押忍(おす)”の精神が武道家の精神なのだ。琴欧州のとった行動はスポーツマンであり単なる格闘家の表れと言われても仕方が無い。確かに極真空手の総裁大山倍達氏が世界中に空手の種を蒔き始めてそれがそろそろ芽を出し始めた頃に「海外の大きな選手が日本と同じメニューの稽古を積めば、日本人は外国人に脅かされる時代がきっと来るだろう」みたいなことを言っていた。相撲でも同じことは言える。これだけ外国力士が増えれば、元々日本人よりも体格もよく身体能力も高い外国人が相撲界の上部を席巻しても何の不思議もない。だからこそ日本古来の武道である相撲なのだから、日本人がその席を死守しなければならないのだ。それが日本の武道というものだと思う。かつて大山総裁は外国人選手が力をつけてきたときに日本人に「君たち負けたら腹を斬れ」と言ったことがある。日本の空手は日本人がトップでなければならない。まあ、大山総裁自らが海外に赴いて世界中に空手普及をしたのだから勝手と言えば勝手な言葉だが、日本の武道精神は別にあったのだろう。外国の選手にも日本人より武道精神を持った選手もいるのだから、今はそんなことを気にする時代でもないのかもしれないが、それならばせめて朝青龍を初めとした琴欧州等の外国人力士は日本の武道精神を見につけてもらいたい思う。