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「買い乗りツアー」ってまだ
ニュースになるほどたくさん存在してたんですか? 先週あたり聞いたニュース。 「買い乗りツアー」、つまり 「海外旅行の旅費がタダになる」とお客(おもに若い女性)を誘い、 外国に行かせて、「ブランド品」(わたしはこの言葉が嫌い…)を大量買いさせる。 でもって、それを日本まで運ばせて、 その旅行者たちが成田の税関を通ったあと (もちろん、緑ランプの「無申告」の方ね) 空港内でそれを受け取って売りさばくという商法です。 この「買い乗りツアー」の摘発件数が、去年に比べて6倍近くに増加してるんですって。 何年か前に問題になったことはありましたが、 今年になってまだ、世間をにぎわすほどそういうケースがあったとは 意外でした。 わたしにとってかなしいのは ・買い乗りツアー旅行者の送り込まれる先が、フランスや香港であること (どちらもわたしは大好き) ・大量購入される「ブランド品」の多くは、ルイ・ヴイトンであること (わたしはヴイトンが大好き) なんだか、フランスや香港、 それからヴイトンはじめ老舗の製品が 侮辱されているようでさみしくなります。 webで見たニュースには 押収された大量のヴイトン製品の写真がありました。 なんなんでしょう。そんな買われ方、扱われ方って… そのメゾンの歴史、価値、重み、よさ、 そういうものを理解しているひとが 愛情を持って、たくさんの製品を購入するのならわかります。 なのに 「ただで海外に行ける」という甘い文句につられ、 トロール漁船よろしくがっぽりドカスカ購入されて、 スーツケースに無理やりつめこまれて、 そんなのって虫けら以下の扱いじゃないかな… 思うに日本って 「無形の資産」「インテリジェンス」「アイディア」などなどへの リスペクトがすごく低い。。。 わたしは 創り手の情熱やオーラが感じられるもの、 歴史の重みを感じるもの、 美しいもの、コンセプトのあるものが好き。 だから、絵や彫刻がすきだし、 作家さんの作られたやきものもすきだし、 京都やヨーロッパの町並みもすき。 それっぽく似せて作ったものや 安く売られてる大量生産の食器なんかには興味ない。 (レプリカを展示している博物館は それはまた別だと思うけど) 同じような理由で 「ブランド品」を大量に安く仕入れて「売りさばく」とかいった考え方には すごく疑問を感じる。 そういう考え方の根っこにあるのは そのメゾン、メゾンの築いてきた歴史の結晶を 「記号」としてしか捕らえないという盲目さだと思うのです。 それを、豊かさの象徴であるかのようにもてはやす 風潮ってどうなのかな。 …なんとなく、 そんなことを考えてしまったのでした。 ---------------------------------------------- コピー大国といえば中国。 知産権なんてことばはこの国に存在しません。 (最近少しずつ状況は改善されているようですが…) こんなサイトを発見。 http://www.jetro-pkip.org/photo.htm Jetroの職員さん、ぜったい楽しみながら作ってます。このサイト。 わたしがいちばん笑ったのは「生活用品」の「化粧用パフ」かなぁ。 …でもね、ひとしきり笑った後に 複雑な思いが残るのよね(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 26, 2005 10:17:47 PM
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