楽しい未来のために

良性ならラッキー。そう思うようにして
最悪の事態を想定して覚悟を決めてました。

そして朝、親友に電話しました。
今までの経過は、そのたびにメールで知らせてました。
最初のメールに返事はありましたが
再検査後、再々検査後の結果報告後に
返事がありませんでした。

それで私は、大体の察しがついてました。
彼女は、私が検査をした病院の外科外来の
看護婦でした。（12月で他の病院に移りましたが）
私を担当をしてくれた医者（全然そんなふうにみえませんが
外科部長だそうです）の元でずっと働いていました。

だから先生のことをよく知ってます。
それで返事が出来ないのだと思いました。

朝、電話ではもしものときのことを相談しました。
手術をするならどこの病院がいいかとか
入院が必要かとか・・・

電話を切った後、彼女はきっと
いろいろ考えて悩んでいただろう。


結果は、大丈夫でした。
悪性ではなかったけれど
経過観察が必要なので9月にまたくるように
とのことでした。
先生の本当にホッとした表情が印象的でした。

すぐに親友に知らせて会いに行きました。

私は泣いていないのに、彼女が泣きました。
今日の結果聞きに行くのに自分がついていかなくて
いいだろうか？一人で大丈夫だろうか？
手術の時は付き添おう。
その間子供達の面倒は出来る限り見て
毎日病院の面会に連れて行ってやろう。
自分の元職場だからよくしてもらえるように
お願いしよう。などと考えていたそうだ。



先生は、検査の段階でもしもの時の手術の仕方や
その後の再発の可能性などを話したりしないそうだ。
ましてやご主人と一緒に結果を聞きに来るようになんて
ことを言うってことは、よっぽど疑わしい可能性が
あったとしか思えない。
だからそのことが予想できるから
安易に返事ができなかった。嘘をつくことは出来なかった。
大丈夫よって言えなかった。と私に謝った。

やっぱり私の想像どおりメールの
返事ができなかったと言ってた。


やっぱりそうだったか。

先生も疑ってたらしく、私が旦那は死にました
なんて言うからいろいろ考えて
悪性ではないとわかって本当にホッとしたそうだ。

実は私、もしものときは、この先生に手術をお願いしようと
思っていた。
気さくな感じの親しみやすい先生で気軽に
相談したりできそうだったし
外科部長だと友達に聞いたし
なんといっても本来乳腺の専門医らしい。

今回のことで私は、色んなことを考えた。
そして沢山の大事な人を思い浮かべた。
親にも子供にも言えなくて本当に辛かったけど

話を聞いてくれる友達がいた。
励ましてくれた友達がいた。
祈ってくれた友達がいた。
大丈夫だと言ってくれた友達がいた。
心配してくれた友達がいた。

ありがとう。
みんなほんとうにありがとう。
心から感謝してます。
ご心配おかけしました。
そしてありがとう。