楽しい未来のために

学童の先生に呼び出されました。

1年生の男の子K君のお母さんから

殿くんって子に
死ね
どっか行け
殺すぞ
と言われて学童に行きたくないと
言ってるので休ませますと
連絡があったと。

先生は、それは絶対にあり得ない。
そんことを絶対に言う子ではない。と
言ってくれたようだが・・・
お母さんは、怒りとショックのようだったと。

200人もいる学童。
殆ど一緒にいる時間が無い
授業が終わるのが遅い高学年の子
1年生の子が名前を間違えたとしても
おかしくないと

一応殿に確認。
K君の名前を出しても
殿がその子が誰なのかわからないと。
そしてそんなこと言ったことないし
言うはずが無いと。

あたりまえだ。



先生は今度はその子を含む数人の
1年生を呼んで聞いてみた。
殿を指差して
このお兄ちゃんと
遊んだことある人おる？

お兄ちゃんが怖い人？

お兄ちゃんのお名前わかる？

等など



遊んだことあると答えた全員の子は
お兄ちゃんは優しい。大好き。と

でも名前となるとわからないという子も・・・

結局K君は、殿と誰かを間違えてるようだ。
この件に関しては、少しほっとしたのだが

実は、殿の心を大きく傷つけた事件が解決していない。

学童のトイレに


とのしね
しねとの
とのしぬ

などと書かれていたのだ。
誰が書いたかわからない。
見当もつかない。

でも誰か殿のことを疎ましく
思っている子がいるのだろう。


消されていたがうっすら形が残っていた
それをみて私は怒りがこみ上げた。

先生に殿もこれみた？と聞くと
見つけた子がすぐに殿に言いにいって
殿もみたのだと。

怒っとったやろ？と聞くと
別に気にせん。と言ってたと。

なんで？嘘やん。と思い
家で殿に本心を尋ねた。

やっぱりすごく怒っていた。
なんで頭にきたって
その時言わんの？って
殿に聞いたが
殿のいい分は

怒ったら犯人がみつからん
あんなに怒ってるからやばいから
言わんどこうって思う。
でも怒ってないふりしてたら
誰かがポロッと白状する可能性があるやん。


なんでそんなに冷静でいられるのだろうか。
犯人がみつかったらどうするん？と聞くと

ただじゃおかん　って。


この二つの事件で思うのは
死ね　と言う言葉をきっと
そんなに深く思っていないんだろう。
多分私達が子供の頃の

馬鹿とかアホとかくらい？

でもそうじゃない。
言った方はそれくらいでも
言われた方は重さが違う。

大事な人を亡くした殿はの心は
相当深く深く傷ついたことだろう。


ショックな２つの事件。
大人としてそのことを
どう子供たちにわからせたらいいのだろう。