楽しい未来のために

落書き事件以来、ゴタゴタ続きの学童です。
ゴタゴタの件は、また次に書きますね。

先日、低学年数人のお母さんたちと話す機会がありました。
私が殿の母であるとわかるや否や
「うちの子殿くんが大好きでいつも帰ってきたら
　今日殿くんと何して遊んだとか話してくれるんですよ」
「殿くんみたいな優しい5年生になりたいって言ってるんですよ」
「うちの息子も殿くんみたいになって欲しいんですよね」
等と嬉しいようなこそばいようなお言葉。

で、
「どんな風に育てたら殿くんみたいに優しくて思いやりがあって
　みんなに好かれて頼りになる男の子に育つんですか？
　殿くんの育て方教えてください」って。

いや～びっくりですよ。数人の１～２年生の男の子の
お母さんたちが殿の育て方を聞きたがる。
そうは言われても、特別なことはしていない。
むしろ他のお母さんたちに比べたら
料理も縫い物もアイロンも片付も下手くそで
いいお母さんとは言えない。
そんな私に子育ての仕方を聞かれても・・・

私は、殿にいい子になりなさい。なんて別に思ってないんですよ。
と話し出すと
え？？そうなんですか？あんなにいい子なのにって。

だっていい子って窮屈で可哀想じゃないですか？
子供らしくのびのびしてていいと思うんです。
むしろ悪いことも沢山して、沢山の大人から注意されて
その都度学んでいくことが大事だと思ってます。

それから、殿は5歳のとき父親が死んでます。
（みんなそのこと知らなかったようで一同驚きのクライマックスの顔）
だから、寂しい思いをさせないようにっていつもそれだけは気をつけてます。
父親の変わりはできないし、父親役も限界がある。
父親役もやらなきゃと頑張りすぎてた時期もあるけど
所詮無理なことと気が付いた。
だけど父親役はできなくても、
父親の分まで愛することはできると思ってます。
でも、愛してても愛してても伝わる部分って少しだけだと思うから
ちゃんと言葉に気持を表しています。

殿がいてくれて良かった。
殿がいてくれるだけで幸せだ。
殿のことをとても大事に思ってる。
殿のことが大好きってね。

もう少し大きくなれば嫌がられるかも
しれないけど、小さいうちから
自分は愛されてる。大事に思われてると
感じていれば殿は大丈夫と思ってる。
だから今は、殿のことが本当に大切だと
いうことを言葉に出して伝えています。

ね、特別なことはしてないでしょ。
殿に寂しい思いをさせないことと
殿を愛すること。
この２つだけ。

みなさん、納得されたのかなんだかわからなかったのか
わからないけど、それだけなら私にもできるかもって（笑）

たぶんみんな知らず知らずのうちにやってることだとは
思うんだけどな～。
でも私は、パパが居ないとうことでそれを他の
お母さんたちより意識してるだけなのかもしれない。

保育園の先生が今のこの状況を聞いたら
きっと大爆笑だよ。
だっていつも自由気ままでマイペースな殿で
何かしでかすたびに「殿くんだから仕方ない」と
半ば呆れられていたんだから・・・
こんなに慕われるお兄ちゃんになるなんて
誰も想像してなかったと思う。
一番びっくりしてるのは私だけどね。