高校でできた姫の友達から
「家出をしたからしばらく泊めるほしい」メールが来た。
姫曰く、9人しかいないクラスメートの女の子で
仲はいいけど泊めるほど仲良くもないし
気が進まない。と
向こうは同じ境遇で姫なら気持ちをわかってくれると
思って泊めて欲しいといったのかもしれないけど
うちは違うって。
家出の理由を尋ねたら
中学生の時にお母さんが亡くなり
お父さんが再婚したけど再婚相手と
うまくいかないらしい。
確か上に２２か２３の兄ちゃんとか
姉ちゃんがいる。
父親の再婚相手が現在24歳。
父親と再婚相手との間の子は
もう2~3歳。
できちゃった再婚かな？
お父さんは、子どもたちにももう
手がかからないし自分の第二の人生と
思ったのかもしれないけど
複雑だよね。相手が自分の姉や兄と同じくらいの
歳で自分とも歳が近いし。
上の姉兄は、ほとんど家に帰らず
父親、若い母、その二人の子だけが
家族のようで自分の居場所がないらしい。
姫は、うちはパパがおらんけど一緒じゃないし。と
言っていた。
姫の目には、子どもの気持ちを考えず
若い女に走った父親という風に写っている。
子どもの事第一に考えている私とは違うということらしい。
身近にこういう子がいて再婚の難しさを
改めて考えた。
まぁ予定ありませんが（笑）
もう一人、殿の部活の先輩。
先日たまたま見かけたのだけど
体操服のズボンが見たことないくらいの
ボロボロ加減。
ウエストのゴムの部分が擦り切れて
ほとんど布がなく、中のゴムも
ないのか、紐を通してかろうじて
紐で落ちないようにしてる感じ。
割と殿たちの中学の子たちは
体操服など破れていても平気できてたり
体操ズボンも内またが擦り切れてる子も
結構見かけるが、そういうのとはわけが違う
節約とか勿体ないとかそういうのとは違う家庭の事情が
あるのだと直感で思った。
お節介かもしれないが見て見ぬふりできないのが私。
部活の顧問に大きなお世話なら申し訳ないんだけどと
前置きをして、殿の為に姫の同級生の子のお下がりを
いくつもらったのだけどサイズが小さいものもあって
（その先輩は殿よりかなり小さい）
もしその子がお下がりのもらいものが嫌じゃなければ
使って欲しいと言ってみた。
その子は、両親がいなく（理由は聞かなかったけど）
弟だけまだ施設に預けられていて
体操服の購入も厳しい状態で先生も気が付いていたけど
学校側がその子に買ってあげるわけもいかないし
とりあえず紐を入れて下がらないようにしてあげたけど
その紐を通す部分もあの擦り切れ具合ならいつまで
もつか、どうしてやったらいいかなと
考えていたところだと言われた。
先生の方からその子を育ててくれてる方にその旨
伝えて渡してくれるそうなので先生に体操ズボンを
預けるようになった。
世の中にはいろんな事情の家庭、家族があるのだな。
貧乏でも体操服や制服のお下がりと声を掛けていれば
着れないくらいの数のものを戴ける我が家は
やっぱり恵まれていて幸せなのだろう。
