楽しい未来のために

うちの会社の顧客の方から電話がありました。

ご主人宛てに届く年賀状や郵便物を

やめて欲しいという内容でした。

昨年ご主人がお亡くなりになられたそうで

こちらがその事を知らずにいつも通りに

年賀状等を送りました。

すんごくお怒りになっての電話だったんですけど

知ってたとして間違えて送ったならまだしも

知らずに届けられた郵便物などになぜそんなに怒るのか

私には不思議でなりませんでした。

パパが死んで私も通ってきた道です。

でも怒りは、そこにはなかったけどな。

実際今でも、パパが行ってたゴルフ場や

購入したことのあるお店から

パパあての郵便物が届く事がある。

そういうのってわかんないけどなんか嬉しいんだよね。

お仏壇に持って行き、

「パパ～ゴルフ場から来てるよ～」とか

「○○のお店バーゲンがあるらしいよ」とか言いながら

パパと会話してるようで楽しいし

パパが忘れられていない気がして嬉しくなる。

（パソコンのデータを消されてないだけだから

　実際は覚えてるも何もないんだけど）

数年前まで、サングラスを買ったお店の

女の子からパパの誕生日に必ず

手書きのバースデーカードが届いていた。

北九州のお店にたまたま寄って購入したのは

たったの１回だったのだけど

その子がうちの近くの高校（今、姫が通ってる高校）の出身で

地元の話で盛り上がったのだ。

その子はパパが亡くなった事を知らずに毎年

バースデーカードを送ってくれていた。

結婚して仕事を辞めるまで送ってくれた。

亡くなった事を知らなかっただけだけど

誰からも祝われなくなった誕生日を

祝ってくれる誰かがいる事が嬉しくて

毎年楽しみにしていた。

パパが死んでもう８年以上たつと

パパあての郵便物なんて殆ど

届かなくなったな。

みんなは、どうしたのかな～と

ふと思いました。

このお客様のようにわざわざ

もう送らないで下さいって電話したりしましたか？

それとも未だに時々届く郵便物がありますか？