楽しい未来のために

26日からいよいよインターハイ予選が始まりました。
殿がこの高校から声がかかった時に顧問から
今は弱くなってしまい、昔は強かったのにねと
言われるチームだが、定年までに（あと4年）もう一度
強いチームを作りたいのでうちの高校に来てほしいと言われました。

県大会出場とシード奪還が入部した殿たちの目標でした。
その目標を1年目に達成したのでこれからは、
もっと強いチームにならなければいけません。

殿にとっては初めてのシードの体験です。
勝ち上がってきたところと戦うので
対戦校がどこかわかりません。

「相手がどこでも自分たちが
精一杯やることには変わりないので
どこが相手でも一緒」と
心強い言葉を殿から聞けました


初めての自校での大会です。
新人戦で県大会出場したから学校からお金が下りたのか
新しいユニフォームでの参加です
そして初めて怪我をしてない万全の態勢で試合に挑めます

会場には、かつて中学の時だったライバルの子たち
殿の背中を追い続けて頑張ってる後輩たちも
試合を見ていました。

試合は順調に勝ち
この試合に勝てば県大会という試合
１セット目を取りました。
ところが２セット目、なかなかリズムに乗れず
ミスが続きました

この試合途中からバスケ部の子たちが駆けつけてくれ
大声援とパワーをくれてました

１８対２４のマッチポイント
マッチポイントは残念ながら相手チームです。
あと１つミスをすればこのセット落としてしまうという
大ピンチの状況で
殿にサーブが回ってきました

誰もが諦めかけていた中
（顧問やコーチもこのセットは落とすと思っていたらしい）
でも殿たちは、誰一人諦めていませんでした

今まで体験したことのない大声援を受けながら
必死の追い上げ、７点連取
勝ちました県大会出場決定です

今まで見てきた試合の中で一番興奮しました
最高に感動しました
この子達にこんな力があるなんて知りませんでした。
まるで奇跡のようでした。
保護者みんなで抱き合って喜びました

応援の力の偉大さ
諦めない気持ちの素晴らしさ
本当に実力以上に心のパワーを
ヒシヒシと実感しました。
最高の試合を見せてもらいました。

声をからして必死に応援した保護者や友人たち
大声援を送ってくれたバスケ部のみんな
そして最後まで諦めずに素晴らしいプレーをみせてくれた
バレー部のみんな、本当に本当にありがとう

実は殿、あの最大のピンチでのサーブの時に
途中からテンションが上がってニヤニヤしてました(笑)
それに気が付いた保護者みんなが
「あれ？殿ちゃんどうしたん？めっちゃ嬉しそうに
　ニヤニヤしてる」って・・・

そうです。今までもこういうみんなが緊張して固くなる場面で
あーいう殿に遭遇してます。
なんかウワ～って興奮して嬉しくなるそうです

それにしても殿、一番レシーブが上手なリベロを
明らかに狙い続けて７本サーブを打ったことを
不思議に思ったので聞いたところ。

相手は１点取れば勝てるから
気持ちに余裕があって有利なはずなのに
リベロの顔がこわばっていたから気持ちが逃げてると
思って狙い続けたと。
それが良かったのか、リベロのレシーブが乱れることで
相手チームがだんだん焦りだしたのかもしれない。
上から応援していてそういう細かいことまでは気が付かなかったな。

県大会出場決定
これで新人戦で県大会出場したことは
まぐれではなかった事を証明できたな
さ～県大会。心が躍ります