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紺碧の海と空

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2007.12.14
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 今日、古書店(ネット)で購入した本が届きました。

 071214_2114~01.jpg

 「艦長たちの太平洋戦争 正・続」

 大小さまざまな艦艇の艦長だった方々の「生」の声が読めます。「正」は戦艦、空母の大型艦含まれますが、「続」は駆逐艦、潜水艦等の小型艦艇が中心です。

 これがまた狙い通りで…ぃやっほ~~~~と狂喜乱舞(不謹慎か?)もう、大っ好きな潜水艦の艦長の「生」の声が、やっと手にはいったんだ~~~O(≧∇≦)O他の方が書いたのはあるけど、インタビュー形式で、堅苦しくない「あの時はこうでしてねぇ、」という記憶を掘り起こして語るような感じがいい…おおおおおおぉぉぉお~感激!温厚で、乗員を怒る姿を見た事がないとか。そして責任感も強いという…ああ、理想の上司ですね…この方、伊168も、次の伊176でも危機を乗り越えて生還されてます。
 「伊168潜」は潜水艦調べるきっかけになった印象深い艦ですから…大好きで大好きで♪さらに、知りたかった某艦長の経歴がわかって物凄くスッキリ。ちょっとした悪戯して、左遷されてしまったという何ともいえない経歴がある人なんですが。おもしろおかしいことも書いてるからいいんだよねぇ…まあ、はらわたが絡みついてたとか肉片の先に手がぶら下がってたとかなかなかキツイとこもありますがね;;

 激戦の最中にあって「運」としか言い様のない生還を果たしているのは、もう普通に「ほほう」と感心するしかありません。

 まず、潜水艦長の項目に目を通した自分。いやもう、それだけで大興奮よ…;;

 文庫も出てるんですが、これ、ハードカバー2冊セットで送料入れて940円(振込手数料は120円)という安さ。定価は1冊1200円。お買い得でしたよ。経年ヤケありって書いてたけど、たいしたことないし。初版が昭和58年と59年ですから。


 そして。

   

 すべて現在残る「当時の記憶を残すもの」―戦跡の写真集です。

 「パラオ 海底の英霊たち」
 綺麗な海に沈む零戦、艦艇たち。不釣合いな様でいてついつい目がひきつけられる。干潮になると零戦のプロペラが姿を現すくらい、海上からも見えるそうです。
 そして沈船の中への潜入、遺骨探し。森林に眠る戦車、砲台跡。パラオではありのまま、飾り立てることなく保存しているそうです。もちろん、沈船から遺品持ち出しはご法度。自然に朽ちていく事が一番良いのかもしれません。

 「日本戦跡」
 古書で買おうと思ったものですが、写真だから綺麗なほうがいいなと思い新書で購入。モノクロでしたがね…
 日本各地に残る戦跡を8年かけてまわったそうです。畑の中だったり倉庫に使われていたり…知らないだけで、案外身近にあるものかもしれません。自分の地元にも要塞跡や砲台跡が残ってますが、きちんと見たことはないんです。今はもう取り壊されてしまったもの、これから失われてしまうもの。少しずつ消えてしまうのは悲しいですね。

 「特攻漂流」
 特攻隊の遺書、笑顔が写る写真、記念撮影、今の綺麗な沖縄の海。隣のページに添えられた言葉とともに見ていると、切ない、哀しい、何とも言えないもどかしさ。見ていると色々入り混じります。
 今の自分より若い人たちが何を思い、死地に向かったのか。彼らの思いもさることながら、特攻機をそこまで運び、その時の状況判断で出撃させなければならなかった母艦、母機の指揮官はどんな心境だったのか。(その辺が「艦長たちの太平洋戦争」垣間見ることが出来ます。)

 モノクロです。だから更に哀愁を誘う。




 
 …暗くなりました。
 ちょっぴり雰囲気変えてこんなものを。

 kuma.png

 どうでしょうか?T.Kさん♪





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Last updated  2007.12.15 00:27:24
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