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テーマ:最近観た映画。(40087)
カテゴリ:映像
映画「真夏のオリオン」やっと観てきました。ついさっき。
泣けるわけではなく、もんのすごくハラハラするわけでもなく。(まあ、現実としてはツッコミどころはね。あるけど)でも、良かったと思う。 「戦争映画」としてみないほうがいい、かな。物足りないと思う。できるだけリアルにとこだわると、地味になるのは仕方がない駆逐艦VS潜水艦。(ローレライと比べたらそりゃもう、うん) でもなんだろう。勝ち負けにこだわるものでなく、戦闘中に「国の終戦」を迎え、1枚の楽譜によって「艦の終戦」を迎えるとでもいいましょうか。戦争を描いてるのに柔らかい感じがするのは「倉本艦長」のキャラ性だろうか… 緊迫感がないわけでなく。 特に爆雷の被害を受け、絶望的な「伊ー81」の艦内風景。観てて痛い。水圧による圧壊や攻撃を受け撃沈されるでなく、じわりじわりと酸素が失われ、酸欠による死を待つしかない状況というものはかなりきつい。事実、事故で沈没し、酸欠により艦内が真空となり冷たい海底で10年以上の時を過ごし、戦後引き揚げられた潜水艦の話があり、その艦内では、遺体がその当時のまま時間を止めていたそうです。ただ、引き揚げられ、空気に触れた艦内は、瞬く間に時間が動き出し眠りについていた乗員は…。艦内写真が掲載された本を持っていますが凄まじい。しばらく開けなかったです。 …ずれましたが。その話と重なり、浸水し続ける伊ー81潜を見るのはつらかった… もとは魚雷である回天の酸素を艦内に引き込むとか、落下した魚雷につぶされ死亡した水雷科員を発射管から放出するというのは原作の「雷撃震度一九・五」にもあったはず。 こちらは事実をもとにした戦記小説。話は全然違うけど(笑) 映像としては。 「ああ、CG、CGだ…合成だ」感は否めないけど…米駆逐艦「パーシバル」は、さすが本物使ってるだけあって動きは抜群。 …潜水艦はね、現存艦ないからね。ない か ら…(1隻位残しておいてほしかったよなぁ) そういや、第3種軍装のネクタイは紺色でしたが…ん?(調べとこう) もっとこう、細かい心理描写や戦闘風景を求めるならやはり映画原作を読んだほうがいいかも。先に読むか後にするか迷うとこですが。私は途中まで読んで行きましたが、中津航海長が小説より柔らかい気がする。倉本艦長は小説のほうがお茶目(?)だ。機関長は…吉田栄作氏、貫録あるなぁ… 倉本いずみ。…もう少しどうにかなりませんか(苦笑) ズガーン! ドガーン! 機銃掃射で血しぶきぶしゃぁっ!(男たちの大和はすごかった;;)はないので見やすいでしょう。 ただ。観た後すっきり感がないのが本音です(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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