手作り竿の、デメリット。
はてさて、長々と自慢話しばかりの「竿」でしたが、表もあれば裏もあります。欠点も正直に述べた上で、取り組んで行きたいと思います。●最大の短所は「重さ」でしょう。市販されてる、並継ぎ(約1.4~2.4m)チヌ竿の場合、85?~150gです。例えるなら「腕時計」。スウォッチ~Gショック位でしょうか‥‥。市販品の場合リールを取り付ける握り部分は、一体型に直接リールシートを巻き付けてあるか、コルク・バルサ・アルミ等の握りへ差し込み式となっています。私の様に「竹」の握りを使用し加工しても、接合部のエポキシ溶剤や強化目的の糸巻き多用で、どうしても重くなってしまいます。それを少しでも解消する為に苦労したのが「重心の位置」です。最初の設計段階からリールを仮止めします。最終的にリールを装着し実釣姿勢時、左・中指の位置で竿の重心が来るようにしてありますが‥‥、重さのテーマはこれからも難しい課題です。※120~250g。私が作る竿の乾燥重量です。●高価で使えない。ズバリ!高いです。オーダーで10万円以上。展示完成品で5万円前後。中古品で3万円前後です。1本の竿を完成させるのに200時間以上(3ヶ月)を費やしていますので、値切ったり、文句を云う人・初心者の方は有無を云わさず、こちらからお断りしてます。ただし‥‥、一度・購入されたら「実戦」されるのが目的ですから、メンテナンスは生涯無料。破損修理は材料実費のみ。修理期間中は別の竿を貸し出しています。プロフィールにも書いていますが「本職」ではありません。金銭目的でも有りませんので、私が「イヤ!」と云う人は絶対イヤ!!理屈もヘチマも無いです。ここでは私が法律です!だから、製作途中で出る「失敗作?」は気に入った人には無料でバンバン配っちゃってマス。実は、この「頑固オヤジ」が最大の欠点みたいですネ。