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カテゴリ:音楽
3月8日(土)の夜、先月お邪魔した山梨県甲府市にある
『ハーパーズ・ミル』で行われたライヴを観に行って来た。 オーナーの坂田ひさしさんは、若い頃からシンガーソングライターとして活動しつつ、 甲府市にカレー店『ハーパーズ・ミル』を開店して23年。 今もお店と音楽活動を両立させながら、 数年前からはギターも製作していて、その出来栄えの良さには心を奪われるものがある。 先月甲府市に住む親戚の女の子の紹介でこのお店にお邪魔し、 坂田さんといろいろお話をしたところ、すっかり意気投合してしまった。 今回そんな坂田さんのステージがあるというので駆けつけたわけである。 この日は3組の出演だった。いずれもキャリアがあり、興味があったら検索してみてほしい。 ○坂田ひさし&カサノヴァ・ノート 自分の製作したハカランダ・サイドバックの00-28タイプのギターを抱えて、 ちょっとカントリーのテイストが入った感じのオリジナルを数曲。 バックのカサノヴァ・ノートとの息もぴったりで、自然と手拍子がでてしまった。 ○岩崎けんいち 「僕は日本のジョン・レノンになる」というキャッチがまさにハマっていて、 平和や愛等について自分の心に素直唄った詩が印象に残った。 ○ワタナベマモル 「炎のパブロッカー」というこちらもキャッチどおり(意味不明)のステージで、 最初から最後までゴキゲンなロックンロールをアコギ1本で貫き通してくれた。 MCも抜群におもしろく、お客さんを厭きさせないまま ほとんどノンストップで大盛況の中アンコールへ突入した。 『MAMORU&The DAVIES』というバンドでも活動していて、 全国を飛び回っているようである。 3人とも明らかに年齢はけっこういっているようだが、 それぞれの唄に対する魂はオレの心を思いっきり揺さぶってくれた。 クオリティは間違いなく高く、なんと言ってもそのヴォーカルの力には圧倒された。 やはり 『唄』はヴォーカルだということを再認識した。 ギターそのものの質やテクニックのうまさももちろん大切だが、 『詩』を人様の心に伝えるには 『ヴォーカル』の力が大きな比重を占めている。 どんなに高いギターでも、どんなにギターのテクニックがすごくても、 歌唱がしっかりしていないとぜんぜん『詩』が伝わらない。それでは唄っている意味がない。 上手いとか下手とかいう意味ではなく、人に伝えられるものがあるか、ということだと思う。 楽器はあくまでも 『伴奏』にすぎない。 『唄(詩)』が主なのである。 極端な話、伴奏なんかなくても 『詩』が伝わりさえすればそれでいい。 また、ガツンと頭を殴られた一夜だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年03月10日 12時24分04秒
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