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うみ子ちゃんの毒吐き日記

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2004/07/27
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ふと目があった瞬間、
随分年下の同僚に「かわいい~」と言われ
何故だかわからず、そして思い当たり
苦笑した
それを喜べない自分に、心の中で。

全盛期のジュリア・ロバーツが
にっこり口角をあげながら
インタビュアーに食ってかかっているのを見て
訓練され尽くした「笑み」に
苦笑した
心の中で。

私も一時、訓練されたのだ。
だから、その系統の人達が微笑んでいる姿を見ても
私には空々しいとしか思えない。


しかも私は実体験の上に、訓練をさせられていた


山道での挨拶は危険防止のため

細い危険な道を見知らぬ他人とすれ違うとき
自分に敵意がないことを相手に知らせ
緊張感を和らげるために必要なのだ

それは、なんの武器を持たなかった幼い私が
周囲からの極度の緊張感から解き放たれるために
自然に身につけたことなのだ

そうすれば、
にらみつける相手の戦意を消失することができると
幼子だからこそ、
身につけることができたワザだったのだ


取りあえず 笑み を


かわいいのでもなんでもなく
自分を守るために

口角をあげる 笑み を





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最終更新日  2004/07/27 11:51:58 PM
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