うみ子ちゃんの毒吐き日記

綿密に計算されたダイヤは
美しく便利で私は感歎の声で
人に話した

あのダイヤは機械で作られたものだからこそ
美しいものだったのだろうか


専門職に向き不向きがあるのは
私が身をもって体験している

いや
私でなくても
ある程度年取った人ならば
皆体験してるはずなのだ

自分はスーパーマンでも天才でもないと
子どもの頃の夢と
自分自身の現実は違うのだと
認めなければならない時があるのだ


人の期待通りに答えられる人と
答えられない人がいるのは当たり前

ましてや機械の期待通りに答えられる人と
答えられない人の比率は
大きく変化するんじゃなかろうか


美しい機械は
人間の能力や体調
心の動きまで
いつか読んでしまうのだろうか



美しくない人間が
機械に操られないように
機械の理想に負けないように

同じ人間として
心を通わせていれば
間違いはないと
思いたい