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うみ子ちゃんの毒吐き日記

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2009/10/05
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かねてより興味のあった問題をNHKが取り上げていた。
公園の騒音問題。

煩わしい人と煩わしい人の為に煩わしい人。

顔の見えていた公園利用者が
どこの誰ともわからぬ侵入者になる。
自治会や町内会に入らず
公園の清掃にも現れない。

音の煩わしさは音の大きさによる騒音でなく
煩わしく感じる心理によることが大きい煩音(はんおん)だと。

カエルの声は蚊を食べ実りを想像させるもの。
風鈴の音は町の隅まで風が届くよう知らせるもの。


マンションの駐輪場横に後から家を建て
一年過ぎた頃に
駐輪場のバイクの主に
「静かにして欲しい」と言った。
8時と21時にしか音を立てない通勤250(にーはん)利用者は
後からきたくせにと憤慨しながら
それでもエンジンを切り公道まで押して歩いた。

数ヶ月後声をかけた家主の主人が亡くなった。
末期癌のため自宅に帰ったが眠れぬ日が続いていた。

葬式に参列した私がそのこと知り、バイクの主に伝えると
押して歩いて良かったと言いながら
今でも押して歩いている。


音の向こうにある想像の向こうの私達の感情。
聞こえるのは豊かな想像力と良好な関係であって欲しい。





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最終更新日  2009/10/05 09:36:18 PM
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