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2007/07/31
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カテゴリ:三線・工工四
昨日は、ついつい愚痴る日記ですみませんでした。おまけに温かい言葉をたくさん頂き感謝に耐えませんm(__)m


さて、前回のこのシリーズで予告いたしました、海翁式三線教室等の分類定義です

一応、話しのなかに出てくる団体等については、私的なイメージがかなり織り込まれていると思いますのでその点はお許しください。間違いが著しい場合はコメントくださいませ


まず「教室」と私が勝手に定義するもの

そもそも、沖縄には琉球の伝統芸能や文化を保存し、後世に伝えてゆく義務があります。もちろん沖縄以外の県でも当然あるのでしょうけど・・・難しいことは置いておいて^^;

この義務を自ら背負って立った団体が沖縄には幾つもあります。古典も含めて○○民謡協会とか○○流保存会とか、その他多数・・・

こういう団体は、三線だけでなく琉球芸能の保存と振興(普及)継承を図ることを目的とした団体で、大きな団体になると県外にも支部を持っています。そういうところが主宰する学習の場を括ってとりあえず「教室」という言葉で表現させていただきます(個々の名称は実際には様々です)

こういうところは、技能検定のようなコンクールという大会を主宰してレベルごとに分けて一定程度の技能に達していれば合格と言うお墨付きを頂け上達進捗の目安や励みとしている事が多いです

また協会認定の教師(インストラクター)という資格の付与も行っています。この資格を取ると、協会公認の教室を開き生徒を教えることができる・・・ということなんでしょうね・・・^^;

ある程度、指導課程に体系付けがあり、指導者の質もそういう試験的なものなどでセレクションされるようなので、技術的な面で考えればムラはないはず(←はず!ここ重要)です

なので、確実に上手くなって行こうとしたらこういうところが一番です

ただし・・・組織が大きければ大きいほど、また自己が上達すればするほど、規律のようなもの守らなければいけないもの、使命・義務のようなものが伴う可能性があります。なんたって、伝統文化芸能の保存・継承・振興が目的の団体ですから。そこを意識してしまうと敷居が高く感じられるような気がします・・・この辺は実際の生徒さんや指導者さんにお話を聞きたいところですね。

ただ、私は若い頃にスキーを通して、長い間似た類の指導を受けた経験があります。

三線がまったく一緒とは思いませんが、外から見て熱中されている方を見かけると、やはり似ているなぁという感触を得てしまいます。もっとも本人はいたって普通に取り組んでいる感覚なんですがね^^;主観と客観のギャップですな

でも、本当に注意すべきは、過度な自己至上的思考に陥りやすい点ですね。誇り・プライドは大切ですが、自由な発想や他の歩む道にも大切なこと学ぶことがあって然るべきです。そういう気持を大切にして行かなければいけない事をスキーを通して学びました

以前、私も「教室」系にツテを見つけることが出来て、お誘いを頂いたこともありましたが、その時はその道を選びませんでした。(因みに○川流。このとき入っていたら妄想族の某氏らと「いとこ弟子」?くらいの関係?)

ま、前回も書いたとおり長ぁ~い目で見て今後の事は判りませんが・・・


さて次に、「カルチャースクール」系

色々な種類があります、大手のカルチャースクールや音楽スクールの一部として存在するものから前述の協会に属している教師の方が指導をしている場合もあるし、そうじゃなく協会には属していないけどプロやセミプロとしてライブ活動をしているかたがやっている場合もあるし・・・基本的に講習の会場が固定されていて主に営利団体等が主催するものを言います

なかには、最初に何十万円もする三線を買わされてその代わり講習が無料などというところもありましたなぁ・・・ちゃんとフォローがあるなら悪いとは言いませんが、正直判断がつきません^^;A

営利で実施される学習の場なので技術の向上に関しては、当然細かいケアがあるのだろうと思います。支払う金額と見合った上達や楽しさが実感できるかと言うところが評価に結びつくのでしょうか

あくまで生徒さんはお客さんなので、伝統文化芸能についての義務や使命感を植えつけられる事はあまり無いだろうと思います。外での演奏会等の企画があるかも知れませんが、基本は単に個々の技術上達と楽しい時間の提供です

多くの場合、料金的な負担は軽くはないと言うイメージが強いです。これも様々だし、回数・振替・指導体系・体制など考慮しなければいけない点は多いので選ぶのは難しいですね。前払い制で振替可だけど払い戻しは無しが基本だと思いますので、こういうところを無駄にしないようにしないといけません。


最後に、「サークル」とか「倶楽部」いわゆる自主グループ系

主に社会人とか学生が団体をつくって、指導者を依頼して活動する集まり、琉球文化芸能の保存普及というよりも自分達が自分達の手で楽しむということが一番で営利は余り追求しないアットホームな感じのグループを指します。講習(活動)場所もしっかり固定されていなかったりします

指導者は協会等に所属しない方が多く、ライブ活動をしているプロやセミプロの方が多いようです

指導者が少ない又は指導にムラが出やすい。安価、気軽ゆえに生徒が多く悪循環に陥りやすいと言ったデメリットが発生しやすく、技術向上を追求する方には非効率かもしれません

また、思考が似通った人が集まりやすいので、思考の周波数が合わないと疎外感を感じる場合もあり得ます。しかしながら、こういったサークルが募集しているのは、「お客さん」ではなく、むしろ「仲間」という言葉の方が近い気がします

営利でやっている訳ではないため、来られる方のニーズは考慮しますが積極的に合わせるわけでは無いと思います。そのため感覚が合わないと雰囲気が悪いと感じてしまうようなことはあって当然です。この辺をよく理解して参加しないとお互いがいやな思いをすることになります。


ということで「学ぶ場」を3つに分けてみました。営利的な面を持ちつつ指導者の育成や伝統芸能の普及を目的とした「教室」。教えることを営利目的とし皆が楽しみながら上手くなろうという「カルチャースクール」。お金をかけずにアットホームに遠回りでも雰囲気を楽しむ「自主グループ」という3つの形態に分けてみましたが、実際にははっきり綺麗に分類できませんしそれぞれの中間的なものもあると思います。また、「倶楽部」が「教室」などに変化してゆくことも稀にあるようです。

費用負担の面ではカルチャー>教室>自主グループの順になりそうですがこれも一概には言い切れません

それと、教室は義務感と言う言い方をしましたが、これも利用する立場で割り切って嫌なら適当なところで辞めればいい話なので、要は考えようですね。

てなことで、学習の場としての分類はこの辺りまでにしまして、これまでのことを踏まえて今度こそ最後の最後!次回は「上手くなりたいという事!」について熱く!考えることにします・・・

ん?そんな事考える必要があるのか?ですって・・・

え~っと・・・無いです(笑)

でも考えちゃったんだからいいじゃないですか!(逆ギレ)

ということで随分長くなったので、次の機会に・・・(笑)


つづく






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最終更新日  2007/07/31 10:25:23 PM
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