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「夏炉冬扇」

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2007/08/07
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カテゴリ:三線・工工四
相当、間が空いてしまいました・・・。
今更こんなこと熱く語っても・・・って言うタイミングですが。
とりあえずシリーズ最終回です^^;


さて「なぜ上手くなりたいのか?(なるべきなのか)」についてが今日のテーマ

最終回なので・・・超まじめで、しかも超激アツです(笑)

だけど・・・こんなことをまじめに考え、語る必要は全くありません。多分時間の無駄です。というか、ごくごく当たり前のことを、さも難しそうに書いているだけです 爆


さて、私たち素人の三線愛好家の間で交わす会話に「三線は楽しむためのもの」と言う言葉をよく耳にします、自分自身もよくそう口にします。

私くらい普段チャランポランにやっていても、たまに時を忘れて弾いていたりすると何故そこまでして上手くなりたいの?とか言われてしまう事があります^^;

プロを目指すわけではない大勢の一般愛好家たちにとって三線は楽しむものであって、生活のためでもなければ、まして苦しむものではありません。

だから、上手くなくてもいい。練習もそんなに頑張る必要なんてない。・・・のでしょうか?

逆に、何もしないで楽しめるのか?と言うと、ごく普通の人ならそんな事はあり得ません

どんなものでも充分に楽しむにはそれなりに技術的な上達とそれに伴う努力が必要ですよね

例えば、キャッチボールができないとか、ボールをバットに当てることができなければ、プレーヤーとして野球を楽しめないのと同じです。

ただキャッチボールをするところからより早く、より遠く、より正確にボールを投げられるようになる。そして、ひとつのアウトを取る。

外野からレーザービームのような送球ができるようになる。そういった上達の過程で野球がもっともっと好きになってゆく訳でして

つまるところ、自分がプレーヤーとして楽しむためには上手くならなければならないのです

ただ、そこには程度の差がありまして、どれだけの苦労を苦労と感じずに受け入れられるか・・・それは個々の日常における時間割りや情熱など、三線に対して振り向けられる器の大きさで決まってくるのだと思います。

たとえば、親子でキャッチボールが楽しめれば満足な親子も居れば、プロという道を極める人もいるわけで・・・

どうあれ上達を望まないところに進歩はなく、楽しみ方もそこまでの範囲でと言うことになります。上達のための練習や取り組みが苦に感じ出したら、そこがアマチュアにとっての限界点なのかも知れません。

ただし!アマチュアである限り、上達の速度にこだわる必要は全く無いということも刻んでおくべきですけどね

まぁ、苦には感じないけど、ちょっとサボっているだけなのさ・・・と言う人も居るようです(誰?)


それはさて置き「素人がなぜ上手くなることに拘るのか?」ということを整理するとこんな感じではないでしょうかね。勿論そうじゃない!俺は(私は)こうなのだ!!!と言う別の意見もあるのでしょうが・・・

そんなことで、三線を楽しみたいならそれなりの努力が必要であり、環境が許せばその近道は指導者に付き、仲間を作るのが一番効率的だということです。(ここまでの長ぁ~いシリーズ。この一言で片付いちゃうやん!)^^;

あとはどういう形態の仲間を作るか・・・教室・カルチャースクール・サークル・・・は近くにそういう場所があるのかと言う事もあるので、こればかりはまさに「縁」ですな^^;A


てなことで、これまで僅か2年ですが、その間を振り返ってみて思う事について長々書いてきました

では、今はどうなのかと言うと

私は小さな社会人の三線自主グループみたいなのに所属しています。上達の速度はそれなりですが、そんな事よりも、よい仲間に恵まれたおかげで充実した三線ライフを送っています。もちろんオンラインの仲間にも(^_^)v

新しい曲を始めるたびに、何らかの壁にぶつかって、ちょっとイラッとしたり、人に教わるが故の理解のもどかしさや窮屈さもありますが、それを乗り越えた時の喜びや、酒を飲みながらみんなで盛り上がる楽しみ、人の輪がどんどん広がって行く事など、得るものは多く、独学ではなかなか味わえないものがそこにはありました。これはカルチャースクールでも教室でも同じことだと思います。

あまり肩肘を張らず、縛られず、求められず、のんびりやるのが自分流と思う。そんな感じの今。

そして、これからは?・・・

数年後はどんな風に楽しんでいるか・・・もしかしたら三線は埃を被って部屋の片隅の島酒にもたれているかもしれませんね・・・(ってどこかで聴いたような)^^;

ただね、2年間三線に触れてきて最近非常に強く思う事があるんですよ・・・。

私は東京の人間で、沖縄には本当になんの所縁も持っていません。

だから民謡を習っても本当に沖縄。いや琉球民謡の文化・風習などを理解できるものではないかもしれません、所詮は猿真似。逆に沖縄の方から見れば滑稽と言う冷たい視線で見る方もいるのではないか。時折そういう考えも頭をもたげます

そういうことを考えてしまうと、心から楽しめなくなっちゃうんですよね・・・誰のために?とか何のために?とか・・・

その幅や奥行きに対してしっかりとした目標を見出せなくて、好きだから楽しいから弾いている、唄っている。単純でいい!とも思のだけど、そういうモヤモヤはどうしても時折感じてしまいます。

そんなことを考えて模索し続けるのがこれからなのかなぁ・・・

まぁ、そんなことをブツブツこぼしながら、新橋辺りの小さな小さな沖縄料理屋で背中丸めて三線弾いている、どこからどう見てもシティー派のダンディなおやじ客が居たら、温かい目で見てくださいまし(笑)


それと、こんな日記ですが少しでも同じように三線・島唄を好きになってくれる人が増えてくれたら・・・そしてそういう方々と、いつかどこかで出会って一緒に島唄を唄えたら。今はそんな大それた妄想を描いてます(←成長したでしょ 笑)


と言うことで、この2年間思ってきたことなど充分に整理しないままツラツラ書いてしまいました。ウチナーの誇りや高い目的を持って精進している皆様には、チャラチャラ三線やっているみたいで申し訳ありませんが、是非お許し願い。今後ともよろしくお願いしたいと思います。


長々と自分の書きたいことばかりをダラダラ書きました、いろいろとコメント、アドバイスを頂いた皆様にはあらためて感謝いたします

それではこれにて・・・本シリーズ、終ぅ了ぉ~~~♪でございますぅ。

毎度あり♪(笑)


追伸
ということで、めでたく完結ですが、例の交通事故の交渉がいろいろ大変で・・・

しばらく更新できないかもしれませんがお許しくださいませ。





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最終更新日  2007/08/07 09:56:12 PM
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