カテゴリ:夫のこと
棚卸しがやっと終わった。 ほっと休む間もなく、今日は夫に付き添って新幹線で静岡まで 行く。 夫は明日から仕事復帰だ。 事故に遭ってからひと月半。 退院してからちょうどひと月だ。 退院直後は弱々しく眩暈と痛みを訴えていた夫、今日は力強い足取りで 駅までしっかり歩いていた。 私は以前夫からもしも今自分に何かあったら、親父と弟を頼むと言わ れた事がある。 義父、88才。癌で腎臓を1つ摘出し、今は認知症も患っている。 義弟、私と同じ年。生まれた時から重度の知的障害。 ただ、2人ともしっかりした施設でお世話になっている。 特に義弟の入居している施設は、亡き義母が仲間達と協力して作り上げた ものだ。初代理事長は義母が勤めている。 なので、私が日常的に2人のお世話や介護をする事はない。 ただ、後見人として今夫がしている事を、私に引き継いでほしいという 事なのだろう。 夫の容態がよくわからなかった時、私の頭に真っ先に浮かんだのは 義父と義弟の顔だった。私にできるだろうか?夫のように愛情深く ない私には、難易度が高いように感じた。 でも、大事な夫の頼みなら私はそれをやり遂げなくてはいけない。 結局大けがを負ったものの夫は命に別状はなく、私は色々な意味で 安堵した。全くでくの坊な妻である。 夫には守らなくてはいけない家族がたくさんいて、でもそれを 少しも苦に思っていない。そういう人だから、私は彼を世界で1番 信頼しているのだ。 1人で名古屋に帰ってきて、タカシマヤで毎年恒例のクリスマスの装飾を 眺める。今年はゴールドで気高い雰囲気だ。 大事な人達に、素敵なクリスマスが訪れますように。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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