思えば遠くに来たものだ。
日本を離れて早一年半が過ぎようとしている。
国際結婚をしたら「どの国に住むのか」は一つの課題だと思うけれど、沢山の友人や仕事をある意味放り投げて来てしまった私。
勿論、相談したり、話し合ったり、仕事の引継だってしたけれど...何だか沢山の事を残してきてしまったような...。
アメリカにばたばたと引っ越してきてから、日本の友人が病気になったり家族を亡くしたり。そんな時、直ぐに側にいてあげられないのが辛かった。
それでも、折を見て会いに行くことが出来たり...今回も、友人の急病を知り、お見舞いをすることが出来て、とてもほっとした。
彼も元気になったけれど私も励まされた。
確かに日本に行くのは大変な労力。
お金もかかる。
それでも何とかなるのだ。
後悔するよりどうしようかと悩むよりずっと良い。
何だか少しずつ、自分の中で国境が無くなっていくのを感じる。
自分の中に知らずあった境界線を越えて。
どこか頑なだった気持ちが溶けてゆく。
心の距離はいつだって近かったのに。
自分で勝手に遠くなったように勘違いしていた。
また手紙を書き始めよう。
少しずつ、すこしずつ...。
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最終更新日
2012年04月07日 14時26分32秒
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