ニューオリンズを襲ったハリケーンと更に深刻になる洪水の被害は何年もの間、大きな災害の無かったアメリカにおいての津波だ。
ニュースで言っていた言葉をくじらが教えてくれた。
海抜より低いニューオリンズへの浸水は増すばかり。
家の中に行き場を無くした人々が屋根に穴を開けて洪水から逃れ、救助を待っている。
その一方ではボートで乗り付け盗難が横行している。
その上、避難場所のアリーナの屋根も破損し始め、パワーダウン。
彼らはこれからどうしたら良いのだろう。
現実にこんな事が起こるんだ...。
ニュースを伝えてくれたくじらの顔はかなり動揺している。
ちょうどニューオリンズに住む友人から9月に来ないかと招待を受けた所だった、くじらもうみうしも大好きなあの陽気な美しい街。
あの古い家並みは消えてしまうのだろうか。
どの家も床が高くなっていて軒下部分の壁には色々な形の排水溝がついていてそれがまたきれいだった。
アメリカは殆どの都市に古い町並み、家々が残っている。
大きな自然災害がなかったからだ。
それが今、起こっている。
水没した街の救出は容易ではない。
湖から入って来る水と海域を存分に広げて自由になった水をどこにどうやって持っていくの?
高い高い壁を作るの?
一体どのくらいの間、人々は家に帰れないの?
一切を無くして...?
ここではニュースが無かったら知る由もなく日常が過ぎているのに。
父が関東の震災が怖いから引っ越す。と言っていた言葉を思い出す。
あの時も何とも言えない怖い気持ちになったけれど
今もどきどきしてしまう。
何も起こらないと良いのに。
そう願う事しか出来ないけれど...。
三宅島の震災にあった方とお話をしたのを思い出す。
地球と、自然と暮らすってどういう事なんだろう。
動物達はどうしているのだろう。
今はただ友人と連絡が取れる事を祈るばかりだ。
繋がっていく事がきっと何かの一歩になる。
きっと大きな力になる。
だからどうか.....。
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最終更新日
2005年08月31日 15時01分29秒
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