雪が5月に溶けたと思ったら一気に真夏になって10月のミシガンは既に冬支度の様な様子。
春と秋がすごく短くて去年は10月の末には雪が降り始めた。
毎日違う表情で楽しませてくれた小さな畑もとても寒そう。
茄子もハラペーニョも頑張ってくれているけれどトマトは青いままのものも多くなりそう。
毎日サルサにしたりサンドイッチにしたりと大活躍だったトマト。
でももうリンゴの実が赤いものね。
夏の野菜の季節は終わりなんだなぁ。
最後に残っていた西瓜もとっても寒そう。
雨の日も多くてかわいそうだった。
植えたのが遅かったから実りの遅かった西瓜達。
でももう食べなくっちゃね。
という訳で最後の一つを遂に収穫!
だいじょうぶかな~。とドキドキしながら切ってみると...。
「うっ..........。変な色かも..........」
薄いピンクの果肉はぼそぼそしていて繊維質も多くて何だか見慣れないすいかの中身。
こわごわ食べてみると
「う~~~~~~~~ん..............」
なんと言ったら良いのか良くわからない不思議な物体と化していた。
寒い雨の日も続いたしやっぱり季節外れなのだ。
ちゃんと季節に間に合わせて育てられなかった私はちょっと怒られているような気分。
ちょっと悲しい。
きっと西瓜も悲しい。
とってもごめんね。な気持ちになってしまった。
初めて畑を持って野菜を育て、沢山沢山、色々な事を教えてくれた様な気がする。
野菜や土がもっと大好きになった。
地球が太陽が当たり前みたいに種を発芽させて成長させる。
魔法みたいに育って行く野菜達。
季節、旬って本当に大きい。
お散歩だけではスーパーに並ぶお野菜を見るだけでは分からなかった感動。
農家の方達の生活ってなんてドラマチックなのだろう。
....勿論私の様な小さな畑でもないしのんきな物でもないだろうけれど....。
お庭がある事、畑を持てた事。
とってもとっても感謝です。
夢の世界の扉が開いて少し歩き始めた探検の始まり。
ブロッコリーの種は3粒しか採れなかったけれどこの種達を蒔いてみよう。
熟して落ちたトマトやハラペーニョは来年芽を出してくれるだろうか。
来年の畑にはコンポストの土を使ってみたい。
これもとってもどきどきだ。
きっともう来年の春に向けての活動が始まっている土の中。
身近な未知の世界をほんの少し覗かせてもらえたみたいでうれしくてしようがなかった夏の日々。
黄色や赤の葉っぱが空を足下を染める秋。
寒い長い冬に向けて緊張するみたいに空気も澄んで来る。
ドングリ拾いに忙しそうなリス達と一緒に木枯らしが駆け回る。
もう10月も真ん中をすぎていたんだなぁ。