ミシガンではこの冬一番の寒い日が来て空気もかきーん。
雪の姿が見えない分、余計に寒々。
どこまでも澄んだ空から見つめている
黒猫の眼みたいに大きくて黄色い月と思わず目が合う。
琥珀色の眼。
そういえば友人が琥珀の香りを身につけていて
ちょっと強いけれど良い香りだったな。
気がつくと最近、色々な所で種を見かける。
ミシガンのガーデニングは土が凍らなくなる5月半ばくらいから。
お家の中で発芽させて小さな苗と春を待つのだ。
今年は何を何処に植えようか?
色々な種を見つめては思いを巡らせる。
オーガニックの種も色々な所に並んで
ああ、春がおいでおいでしている。
心の中がお花畑になる。
去年はブロッコリー、バジルとディルの種を半分はそのまま蒔いて
半分は採っておいてある
トマトやハラペーニョは熟した実をそのまんま畑に残してみた。
ひょっとして芽が出て来たらうれしいなぁ。
今年は去年の畑はそのままにしてお隣に小さな畑を作る予定。
色々迷って
大好きなラベンダーの種を買う。
ずっとオーガニックのを探していたのだ。
レジでもう春の支度?と声をかけられる。
ラベンダーは毎年芽が出るしどんどん増えるのよ。って。
ありがとう。
とレジを後にしてくじらとぎゅっと手を握って
車に駆け足する。
ぴゅーっと空気は冷たくて
温かい店内にいた種もきっとびっくりして
ぎゅっとなる。
春の種をポケットに。
寒さに折れてしまいそうな木々の枝に芽のふくらみを見る。
みんなこっそり春の支度を進めてる。
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