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カテゴリ:ウナボン
「娘さんには健常児とのかかわりがどうしても必要だ」
障害のある娘をフォローしてくださる5人の専門家が 今年もクチを揃えてそう言った。 そんな訳で来年度こそは保育園へ入園させたいので 何が何でも稼働証明が必要だった。 私がパート・バイトの募集を必死でチェックするようになったのは 夏頃からだっただろうか。 しかし、市が認める稼働の状態というのが 「月~土曜のうち週4日以上」&「一日4時間以上」 仕事に従事している者ということだ。 今年度保育園に入園できなかった我が娘は 現在療育施設でお世話になっている。 私はその付き添いで平日2日は拘束され、 おまけに週に一度は病院に行く。 平日3日は潰れる事になるので 週4日以上働くことはムリなのが現状。 しかし、10月から週2日単独通園が始まった。 そして療育施設が休みの2日間を家庭保育室にお願いし、 ギリギリ労働時間を確保することが出来た。 本格的就職活動開始。 勤務地を遠くにしてしまうと子供のお迎え時間に間に合わない。 しかしここは住宅街なので職場自体が少ない。 その上、我が町には働く主婦が多いようで 私の勤務可能時間帯には人が有り余っていた。 企業にとって こんなに制限時間の限られている人間は 扱いづらいに決まっている。 いや~、大苦戦。 そんな時、友人に言われた一言を思い出す。 『起業しちゃえばいいじゃん』 私はいつか事業を起こそうというつもりだけはあった。 昨年の夏、起業セミナーにも参加していたくらいなので。 幸い、そのセミナーで隣の席だった姉さんが 今年の5月に開業していた。 頼もしい姉さんに相談すると 「簡単、簡単。 ビックリするくらい税務署の人、素っ気無いから。 ダメだったら廃業しちゃえばいいんだし、 やっちゃいなよ」 と明るく軽く言われた。 また設計事務所時代の仲間が独立しているので 彼にも相談してみた。 「とりあえず事務所開きなよ。 で、オマエ営業して、仕事とってこいよ」 営業が苦手な彼は私に営業を押し付けたが それはいつものこと。 それより私は事務所を開ける資格があったことを思い出した。 そんな訳で建築士として事務所を開こうと考えたが、 姉歯事件以来講習会を受けたりと 何かと手続きが面倒なことになっていた。 それでは役所に出す稼働証明の提出期限に間に合わない。 結局開業届には、いずれ私の専門にしたいと考えていた 『インテリアアドバイザー』と書いて提出した。 オフィスは自宅。 電話も自宅。 有限や株式ではないので何の経費もかからず、 必要に迫られて & これしか方法がなかったので こんな形で開業してしまった。 昨年、起業セミナーに出ていた時のメンバーは 明日にも起業しようとしている人ばかりだったので 「起業といっても10年くらい先の話だし、 資金はないし、時期尚早だったかなぁ」 と少し気後れしていたが、 やっぱり昨年出席したことが、私にとってベストであったのだ。 『偶然的なものがが二つ以上重なった場合、 そこには宇宙的な意思がある。』 ある本にそう書いてあった。 ・職場がみつからなかったこと ・起業しちゃえばいいじゃん という友人の一言 ・年内に稼働証明がどうしても必要だったこと きっと宇宙的な意思があるに違いない。 いや、あって欲しい(笑) 頼まれて求められて事が進むのが理想なのだが 今回の場合は、 私が流れを強引につくってしまったようなものだ。 果たしてこれでよかったのだろうか。 一部吹っ切れない部分もあるが 事業主となった私はヤル気で漲っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/12/17 08:23:11 AM
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