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ウナボンの泣き泣き日記

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2009/06/28
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カテゴリ:ウナボン
障害児の娘が1歳のころ(3年前)に
お世話になっていた児童学園の先生から先日連絡があった。

学園で『先輩保護者からのお話』という企画があって

障害児通園施設から公立保育園へ進路を変更させた動機、
実際公立保育園(健常児の中)へ通わせて成長したか、
公立保育園ではどの程度の介助をしていただけるのか、

などについての生の声を
現在学園に通っている保護者に聞かせてほしい
というものだった。

私の他にも依頼を受けた先輩保護者と言われる方はいて
私を含め3名が話をすることとなった。

快く引き受け、打ち合わせに向かうと
なんと私には別のお題も用意されていたのだった。

「働きたいのに育児中で働けない、とか
 自分らしさを見失っているお母さんが
 前向きに生きたくなるような話」

というもの。

在園中から私が育児そっちのけでスイミングに通ったり
一人旅に出ていたのを学園の先生が知っていたからなのだが、
(若干浮き気味だった私を)
そんな風に先生方が評価しているとは思っていなかった。

持ち時間は20分。
人前で一方的に20分も話したことなど無い。
前日必死に原稿をまとめ、
マイケルの訃報を聞いた金曜日、その日を迎えた。

知的に問題がある子でも感情は健康であるから
親が一生懸命働いたり、
目標を持って何かに打ち込む様子を見せることで
子供は何かを学ぶのではないか、

ムリと思っては何も進まない。
障害児を抱えることで時間的に余裕がないのはわかるが
それを言いわけにしないで、美しく楽しく過ごそう、

という内容と子供の進路について話した。

その後、ある保護者から子供の進路について
「専門家の意見と自分の希望が合わないのだが、
 どうするのが正しいのだろうか」
という質問をされたのだが、
瞬時に質問の返事が思い浮かばない自分に
引き出しのなさを痛感させられた。

会が終わったあと、その保護者のところへ行き、
ロクな返事ができなかったことを詫び、
再び一緒に考えた。

すると別の保護者が
「私、もう化粧をする気力もない……
 もう洋服もどうでもいい……
 でもそれじゃダメなんだね……」
と私に呟いた。

いや~、伝えるとは難しい。
私は形振り構わず育児に励むお母さんに対して
ダメと落ち込ませたかった訳ではない。

生活を楽しんで欲しいと伝えたかっただけだ。
それもその場で気の利く声掛けが出来なかった。

また別の保護者が
人目を避けてこっそり私のところへやってきた。
別に恥ずかしがる内容でなく
人前で堂々と質問できないタイプの方だった。

もっと私に引き出しがあれば
もっとみんなの質問に的確な返事ができただろう。

先日読んだ本に
「他人の相談にのることで、
 自分以外の人生についても責任をもつことにつながり
 結果的に自分の人生に深みがでる」
とあった。

これは本当だな。と思った。

今回自分を磨くチャンスをくださった学園に
心から感謝している。





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最終更新日  2009/06/28 07:22:11 PM
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