スーパー家事手伝い
先日、従業員の大半が知的障害者という日本理化学工業の特集をテレビでみた。何年か前に見学させていただいたけど、素晴らしい社長だった。見学した時、お茶を出してくださった当時一番長くお勤めになっているという女性はもう定年だかで工場にはいなかったけど現在の様子がインタビューに出た。「どこが知的障害なんだろう?」という応対で驚いた。毎日決まった仕事を確実にこなしてきたことで知力もかなり高まったのだろうと察する。そして先日、娘の運動会で同じ特別支援校の高等部に通うお母さんと話す機会があり就職活動の様子を聞いた。どの制度の施設だかわからないけど、月給3,000円とのこと。・・・3時には仕事が終わるものだけど。もらえても12,000円程度だという話は聞いていたが3,000円には驚いた。仕事というより、もはや預け先。知的発達の程度は無視できるものではないけど、なんだか複雑。そして先日、書家の金沢翔子さんをテレビでみていたら独り暮らしの様子が出ていた。ちゃんと暮らせている。すごいと思った。料理・洗濯・掃除・買い物ができれば、ひとりでも暮らせる。そして私は思った。そうだ、娘が高校を卒業したら家事手伝いをしてもらおう。それも、毎日家族の夕飯を作ってもらい、私の仕事のお客さんが来た場合には娘にお茶を出してもらおう。軽く書類作成くらい手伝ってもらって、私が娘を雇えばいいんだ。と。料理なんて一番頭を使う家事だし、これをこなせるようになったら知的レベルもあがるはず。たぶん、その頃には私の事業も多少マシになっていると思うので娘に毎日食事を作ってもらえたら、本気で助かる。今はまだ台所に立たれても邪魔なだけだから高校生になったら一緒に台所に立って三年間で料理を叩き込む。娘には以上の計画を話した。「高校卒業したらご飯つくるよ~」と言ってくれた。ピアノはずーっと習わせる予定で、高校卒業と同時に書も習わせる。これで一人時間も充実するだろう。とにかく方向が決まってスッキリした。