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グリズリー・マンというドキュメンタリー映画を見た。
ティム・トレードミルという環境活動家は13年にわたり、ほとんど自分が熊になったかのように自然保護地で熊に接し、熊に食われて死んだ。 「可愛い無垢な動物たちの生きる自然」というファンタジーがトレードミルの頭の中で膨れ上がり、悲劇的な死に突き進んでいくのが、彼が撮ったビデオ記録で再現される。 死後発見されたビデオで、熊が残り少ない鮭を求めて何回も湖を潜っているのが見え、明らかに飢えているのが見える。その老いた熊にトレードミルは「ミスター・チョコレート!お前は美しいぞっ!」といって近づいていく。しかし、熊の目は冷たく無関心だ。 この予定調和の死は馬鹿馬鹿しく、哀しい。そしてトレードミルの狂気には私はどこか共感をもってしまう。 http://www.grizzlymanmovie.com/grizzly.html 郡山さんに見て欲しいと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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