|
テーマ:◆子どもと向き合う◆(22)
カテゴリ:★君が伝えてくれた事
卒業生のBのママさんから電話を貰った
家が遠方で、高校生から一人暮らしをしているBが帰っては来ているようだが、チェーンが掛かっていて、鍵を開けても入れない、学校にも行っていない…という連絡 昨晩は、Bの部屋にとうとう明かりが点く事は無く帰って来た まるでストーカー… (`-´)まったくもう ちまちましてると大人なめるんだな?ヽ(´ー`)丿 マンションまで行くから鍵を持ってきてもらうよう頼み、電話を置いた 本当はも少し状況を見る時間も欲しかったのだけれども、親御さんの方が参ってしまいそうな気がした チェーンの隙間から腕を入れ、腕を挟む形で思いっきり扉を閉め、チェーンが緩んだ瞬間にチェーンを外した… 泥棒の素質ありだな( ̄~ ̄) 部屋に入り、寝ている彼女を見て安心した 本当に安心した 心配が安心に変わった途端に、たたき起こして手をあげてしまっていた… 「おい!B!起きろ!! 私をなめてんの?(▼▼メ) チェーンごときで入られへんとでも思った?」 話をしようと勉強机の椅子に座った… 卒業して日が経ってるのに机の前に張られた私の写真の多さよ(゜o゜) 「あの頃」を思い出し、踏ん張り直す… いつだって一緒に泣き笑いしてきた「あの頃」… 実は私と同じだな^^ ちゃんと連絡はしな?って話が終わり、帰ろうとした時、何かが引っ掛かった 彼女の目線? ほっとしたような空気? ふと目線の先の机の引き出しを開けた… 何も無くて一度は閉めた それで終わっておけば良かったんだ(笑) 何で気付いてしまったんだろう… やはり気になった (何が入っているの? 中学生の頃、私が子どもたちに書いた言葉やお守り以外に、ココには何があるの?) 彼女は黙って「それ」を出した …((((( ̄‥ ̄;) 「好きなの?」 「………わからん」 「何回?」 「………わからん」 そして取り上げてきたその「コンドーム」を持って帰宅した 弟から貰ったダイヤの指輪はドアを破った時か、彼女を殴った時か、ダイヤが一つ欠けている… その一つが彼女に見えた… 何故かそう見えた… 帰宅し、一人になった途端に、何の涙か分からないものが静かに止まらなくなった 信号は出ていた 仕事にかまけて動かなかった 突然始まってしまった「経営」というもので私はイッパイになっていた その言い訳を掲げて逃げていたのか? ………気付いてはいた 時々顔を見る、彼女の「笑顔」が違ってきていることを その場の均衡を保つための様なカスカスの笑顔 何で守ってやれなかった? 淋しさを抱えてる事など、何処かで解ってた 帰り際、彼女の言った「先生ゴメン。寂しかってんもん」って泣き声が悲しかった そして数年経った今… 「教育関係」の仕事をする貴女へ 子どもの事を私に話す貴女へ いい顔になったよ ^^ 数年経った今… 私に大切なものを教えられる、いい顔に… 私が驚くほど… もう寂しくないね? あの頃ちょっと混乱した 「先生よりよっぽど好き!」 「先生より、余程大切にしてくれてる!」 「300回、400回…」 そう答えて欲しかった 好きで好きで仕方無いとか、数字は幾らでも、答えて欲しかった 覚えていない事が寂しかった 女の側が「コンドーム」を持ってる事が嫌だった(上手く言えないが…) てめーだけのもんだと思うなよ! 私の宝もん、テメーに預けているだけだよ もっと大事に扱ってくれ! 品行方正で、ただ真面目に生きていけなどとは、自分を振り返ると口が裂けても言えないし思えない ただ… そんな事で寂しさを埋めようとしてしまっている事が寂しかった そこまで出していた信号に「ココだよ」って腕を広げてやれなかった事が寂しかった 何よりも… どこか、「嫌悪」を拭い去れない自分に「嫌悪」した あの頃、他の事も重なって、実はメチャクチャ混乱もした 様々な事が有った中、子どもたちを疑いそうにもなった 否、何処かで疑ってみてただろう… 初めて本気で私にこの仕事は向いていない! やめちまおう!とも思った それでも疑い切れない「何か」が、確かに、何処かに存在した… 否定し切れない「それまで」があった それが今少し解った様な気がする… あの時… あの時、私は試されていたんだ この想いを確信出来る器が有るのかと、試されたんだ 「私は子どもたちを愛してる」 どんな事をして来たって、どんなに迷ったって、真っ直ぐ私に向かって来なくったって、どうしようも無くなった時、必ずあなたたちが私の腕に飛び込んで来る事を知っている 頭をぶつけ、時には大きく傷付いたって、そこから必ず何かをつかんで歩いてく事を見ていきたいと思う 危なっかしくったって、暴走してたって、見届けていきたいと思う 教育ってやっぱ「共育」 育児ってやっぱ「育自」 諦めない事、待つ事、待たない事、急ぐ事、急がない事… 穏やかに微笑む貴女の成長をまざまざと見せられた日に、そんな事が心を占めた 泣いたり、怒ったり、拗ねたり、笑ったり、突き進んだり、戻ったり… 心の中、ぐっちゃぐっちゃで訳解んない… それでもいつもエガオでいようと微笑みを絶やさないで来たよね? 少し離れた所から、ひきつった笑い顔、いつも見てたよ(笑) 私の事だって、凄く愛してくれてた、凄く煙たがったりもしてた それ、ずっと見てたよ 甘え下手で、言葉のんじゃう癖も、その瞬間の淋しそうな顔も、ずっと見てた 弱った時にはちょこんと私の横に居た 笑顔、増えたね? もう淋しくないね? 子どもたちには節目が幾つもあるんだ 大人には見抜けない程の、小さな、小さな節目が幾つもある 小さな体で、悩み、苦しみ、子どもたちは子どもたちなりに その節目に自分なりにケジメを付けてく 同じ目線で… 頑張れ頑張れって思いながらも、自分でしか見つけて来れない事もある いつも、見届けて生きたい 「大人をなめんな?(▼▼メ)」ってよく言ったものだ(笑) 自分も含め、子どもたちを取り巻く大人の皆様… 「子どもをなめんな!」(笑) 次はどの子が「逆転」を感じさせてくれるのかな? 追伸 あの頃弱った私に、「自分にとって良い事した時は可愛い、都合悪けりゃ可愛く無い? あんたはそんな気持ちで子どもたちを見てきたのか? 全部受け入れてやり あんたが全てをかけて来た生徒でしょ? あんたの愛情を試してるんだよ あんたが最後まで信用してやれ!」って励まし続けた貴女に感謝します。 貴女の言った通りでした。 (o ̄∇ ̄)ノ アンキュゥ~ママごん♪ やっと越えられた気がする やっと文字に出来た フタリノ勝ちだね? そして、あの頃の事は、これからもずっと、「二人の価値」 。・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・アリガト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年11月10日 14時35分49秒
コメント(0) | コメントを書く
[★君が伝えてくれた事] カテゴリの最新記事
|