アメリカ産牛肉
アメリカ産牛肉の輸入再開を受けて、牛丼チェーン大手の吉野家は、18日午前11時から、およそ2年7カ月ぶりに牛丼の販売を再開した。吉野家の全国およそ1,000店のうち、最も売り上げが高い有楽町店には、朝からの雨にもかかわらず、一時はおよそ100人もの長蛇の列ができた。18日に牛丼を食べた客には、「祝・牛丼復活祭」と書かれた、手ぬぐいが渡される。牛丼販売を前に、店先に並んでいた来店客は「夜の11時くらいから並んでいます。久々の牛丼なので、味わいたいと思います」、「懐かしの味をお願いします」、「牛肉問題もあるんですけど、それより食欲の方が上回って、待ちきれない状態です」などと話した。午前11時、有楽町店の店長が「お待たせいたしました。ただいまより、牛丼復活祭、実施いたします。 1日限りではございますが、精いっぱい提供させていただきます。よろしくお願いいたします」とあいさつすると、牛丼の販売が始まり、店内は、たちまち客で満員となった。食べた客は「ジューシーでおいしかったですね」、「おいしかった、来て良かった、本当に」、「やっぱり続けてほしいですよね、こんなにおいしい物」などと話した。アメリカ産牛肉の輸入停止で、吉野家では、2004年2月に牛丼の販売を休止したが、2006年7月の輸入再開の決定を受け、およそ2年7カ月ぶりに再開することになった。しかし、調達できる牛肉の量がまだ少ないため、吉野家ではまず、18日の1日限定で販売を行い、10月から徐々に拡大していく方針。18日に用意された牛丼は、全部で100万食で、2005年に150万食が用意された1日牛丼復活販売では、昼すぎに売り切れとなった店もあった。多くの牛丼チェーンやスーパーなどでは、慎重な対応を見せるところが多い中、吉野家の牛丼再開がどのように受け入れられるのか注目される。ソース:FNN Headlinehttp://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00097029.html