購入者がだまされるケース増えているという ラオドン
財務省が中古自動車輸入税の平均5%引き下げを決めて1カ月が経過、中古車輸入が急増している。その一方で、中古車が改造され、購入者がだまされるケースが増えているという。グオイラオドンなどが報じた。最も多いのは、メーターを実走行距離より少なく見せかける手口だ。外国の販売代理店ですでに手が加えられている場合が多い。電子式メーターの場合も、ソフトウエアを入れ替えれば簡単だ。 純正部品が不適合の部品に取り替えられるケースも目立つ。ホーチミン市1区グエンティミンカイ通りで自動車修理店を経営するトゥエット・ホアンさんによれば、ある顧客が購入した2004年式のトヨタの中古車は、購入後わずか3カ月で問題が発生した。エンジンを外して調べると、部品40%が不適合の部品と取り替えられていた。この車は販売時、内装や部品も新しく、3万5,000米ドルの価値と見積もられ、顧客は3万1,000米ドルで購入していた。ホアンさんによれば、エンジンの部品が取り替えられていれば、実際は2万2,000米ドル程度の価値しかないという。 車体番号やエンジン番号に手を加え、古いエンジンを新しい車体に取り付けて、高く売るケースもあるが、手口が巧妙で、当局でも発見が難しいという。 ■完成車輸入6割増 統計総局(GSO)によると、1~8月の自動車の完成車(CBU)輸入台数は前年同期比62.2%増の1万4,000台だった。金額ベースでは92.5%増の2億7,100万米ドル。8月単月だけでも3,000台、6,000万米ドルだった。セグメント別の輸入台数や中古・新車の区別は不明。ニュースソース:Yahoo!ーNNAhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070912-00000007-nna-int