東芝は17日、電機大手で初めて白熱電球の製造を中止した。
白熱電球は、東芝の創業事業の一つだが、温室効果ガスの削減に貢献するため、120年間の歴史に終止符を打った。今後は、白熱電球に比べて消費電力が8分の1程度で済むLED(発光ダイオード)電球の売り込みに力を入れる。照明機器を手がける子会社「東芝ライテック」鹿沼工場(栃木県鹿沼市)で同日開かれた生産中止式で、東芝の佐々木則夫社長は、「日本の全世帯がLED電球に置き換えれば、年間で約1400万トンのCO2が削減できる」と説明。「日本で初めて電球を作った東芝だからこそ、どこよりも早く中止を決断した」と述べた。政府の要請を受けて、電機各社は温暖化対策の一環として、2012年をメドに白熱電球の生産を中止する方針を掲げている。◎東芝(6502)「一般白熱電球の製造中止について 年間約43万tのCO2を削減 (東芝ライテック株式会社)」http://www.tlt.co.jp/tlt/topix/press/p100317a/p100317a.htm◎ソースhttp://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100317-OYT1T00823.htm?from=top