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某SNSのボイスで、友達がこの本面白いと呟いていた。
その名もなんと、「ナチスのキッチン」。 MSN産経ニュースに、書評が出ていた。 一部引用。 -------------------- ナチスが求めたのは台所を「公共化」すること。つまり最新の技術、家政学、栄養学、建築学などを駆使することによって、女性を台所に幽閉し、機械のごとき「精神なき専門人」へと貶(おとし)めることだった。私だけの城、機能的で衛生的な夢の作業場という幻想を抱かせながら、その実、人間らしさを奪い、心身両面において国家への奉仕を密(ひそ)やかに強要する。国内食材を無駄なく効率的に調理し、保存し、健康な夫や子供をつくること。それらは家族を超えて最終的に戦争という目的に向かって集約されていく。 -------------------- うーん、いかにもナチスって感じだなあ。 食事に国家への奉仕が要求される。それで夫や子どもが健康になったとしても、 彼らのことも、ナチス・ドイツの兵士として国家へと差し出さねばならなくなる。 なんともおそろしい話です。 最近の「食育」なんて動きにも、ちょっと似た雰囲気を感じます。 子どもの「早寝・早起き」を訴える声にも、どこか全体主義的な匂いが漂ってるような。 そういう意味で、この本の持っている問題意識は現代日本の私達にとっても、 決して他人事ではないような。 アマゾンで探してみたけど、中古しかなかった。 新しい本なので、注文が殺到して一時的な在庫切れを起こしているのだろう。 楽天ブックスには、今現在まだ在庫があるみたい。 【送料無料】ナチスのキッチン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.01 13:30:19
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