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やしきたかじんが死んでから、もうしばらくになるけれども、最近ひさしぶりに「そこまで言って委員会」を見る機会があった。テーマは「悲劇の島、沖縄」だったと思う。ゲストに沖縄の大学教授の人と、ミュージシャンの喜納昌吉が来ていた。
喜納昌吉は歌わせると一流だけど、しゃべらせるとてんでダメな様子で、しかも今回は番組の中で歌うこともなかったのだから、全然いいところはなかった。沖縄の大学教授の方は、しっかりとした歴史の知識を持っていて、この番組のメンバーの中では、比較的好感が持てる人だった。 一番うるさくて嫌なのが明治天皇の夜叉孫の竹田とか言う人で、上から押さえつけるように高音で怒鳴る様子は、視聴者として不快だった。また、日本側を代弁してるつもりでいる人達が多すぎて、沖縄側がたった2人なのとくらべて非常にアンフェアで、これこそが正に差別構造ではないのかと思わせられた。 内容については、沖縄と日本の歴史をずーっとたどりながら、何が一番悲劇かを時代ごとに参加者同士で論じていく形であった。とにかく上から目線の竹田の高音怒鳴り声がうざすぎるのだけれども、番組で紹介された歴史の中には、自分が知らないことも多くて、その意味では勉強になった。 しかしこの番組、こんなにギスギスしていたっけ?と思った。 前は激論があっても、もう少し柔らかな感じだったような・・・もっと笑いがあったような・・・ やっぱり、そこまで言って委員会は、たかじんがいないとあかんなあ。正直そう思う。 好き勝手に毒舌撒き散らしているように見えて、実は対立した立場の参加者達を 何とかまるくおさめていたのが、たかじんさんだったのかもしれない。 あるいは、いろんなヘビーなテーマを扱っていても、しゃべっているのがたかじんだったから笑えたとも言える。 怒っているふりをしても本当に怒ってる訳でもなく、笑っているふりをしていても本当に笑ってる訳でもない。 視聴者を楽しませることが、いつも第一にあったんだろうな。 たかじんのいなくなったそこまで言って委員会は、なんか見ていて辛い。 サプライズWEB お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.08 21:22:58
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