あまりどこにも行かないGW。
GW程度で行けるところは行きつくしたのかもしれない、
というほど旅行している訳でもない。
むしろ今年は4月のGW前のほうがあっちこっちよく動いた。
GW、車が多い。自転車であっても車道を走る以上、
やはり車が多いと平均速度は極端に落ちてくる。
車で動けばあっちこっちで渋滞に巻き込まれる。
電車も混んでるし宿代も普段より高い。
図書館行ったり本屋行ったり本読んだりして、ごろごろすごしている。
今はphaさんの「持たない幸福論」を読んでいる。いろいろおもしろい話が載っている。
持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない【電子書籍】[ pha ]
p.28にこんなことが書いてあった。
『 都市伝説かもしれないんだけど、エレベーターについて好きな話がある。昔のある種類のエレベーターでは、ドアを開閉する「開」ボタンと「閉」ボタンのうち、「閉」ボタンは押しても何も反応しない単なる飾りになっていたらしい。ボタンを押さなくてもしばらく経つと勝手にドアは閉まる。つまり、押しても押さなくてもドアが閉まるまでの時間は変わらないんだけど、「閉」ボタンを押すことで人は「何か操作した」という気分になって、ただ何もせずじっと待つよりもストレスが減る、という仕組みらしい。』
確かに実際のところ、さして時間が節約できるとも思えない閉ボタン。
ホテルや百貨店などで一日中動いていたら、ちりも積もれば山となるで、実は効率がかなり違うかもしれないけど、個人のレベルでは、エレベーターの閉ボタンを押すか押さないかに左右されるようなタイトなスケジュールは詰め込みすぎ以外の何ものでもなくてリスクが高い。
そんな閉ボタン、どころかフェイクな閉ボタンでも、人の気持ちを楽にする大事な役割があったのか。
何か早くドアに閉まってほしい気持ちが受け止めてもらえたと感じられるような、そんな仕組みを人は必要としていたのかもしれない。
特に投書したところで、余り改善されないような(もちろん個々のスーパーによりますが)スーパーのクレーム投書の用紙も、書いて箱に入れられることで、話を聞いてもらえたかのような気がして書いた人の気分が楽になるという効果はあるのかもしれない。