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カテゴリ:独り言
いよいよ、明日から、アロマセラピストとして、再スタートを切れるんだ。と 前日までモデルを頼んで練習していた。 新たなコースを始めて、5分しないうちに、電話がかかってきた。 母の家を借り、施術していた私への電話。 子どもが事故に合い、意識をなくして病院に運ばれたとの事。 しかし、現在は意識が戻ってこの連絡先を聞いたとのことだった。 中途半端になってしまったモデルをしてくださった方に平謝りし、急いで家を後にした。 最初は「よりによってこんな時に・・。何やっているんだろう!!」と思いながら いざ病院へ、かなりの時間待たされたように感じた。 救急外来のその場所は、診察室を人が頻繁に出入りする。そのたびに、中を覗いて 見るけどその気配がない。どうせ、ちょっとおでこにたんこぶ作って「ごめん」なんて ボソッとバツが悪そうに出てくる我が息子を想像してた。(思い切り文句言ってやろう!) だけど、検査をずっと受けていた彼は、目の前の診察室からではなく ベッドに横たわって、通路を運ばれてきた。 顔中、血や黒ずみのような汚れ、腫れあがってパックリ切れたおでこ。瞼。 まるで、1回戦で叩きのめされたボクサーだった。 とっさに、腕や足を確認すると、骨折など目だった外傷はなくホッとした。 それでも頭を強く打って、意識をなくすほどだから、軽視しないでいようと思った。 担当医のコメントは淡々として、「それで、どうしますか?入院します?」だった。 日々、とんでもない状態の患者を診ているせいか、素っ気無い態度だ。 「CT検査もその日の夕方でなければできない」から、その日はできないから明日に・・。に なった。 頭を打っているのに検査を急がない。レントゲンを撮っているはずなのに、 「もしかしたら肩は折れているかもしれない。」 検査もしていないのに、診断が下された。 脳震盪。頚椎捻挫。上肢 肩の打撲。左眉裂傷打撲。 本当に信じていいの? 医者のいい加減な対処で亡くなっている症例も後を絶たない。 不安は消えない。
息子は自転車ごと跳ね飛ばされて、道路の真ん中に転がっていた。 相手は彼を置き去りにして逃走した。 音にビックリした近所の人と、偶然通りかかった車の人の通報で、彼は病院に運ばれたのだった。 後日、警察の方にお礼を言いたいので、その方の名前を伺ったが 教えてはいただけなかった。(本当にありがとうございました。)
思わぬところでのアクシデント。よりによって自分の再スタート前日。 外傷はたいしたことはなくてもどう変化するかわからない。
最後の最後まで、デビューの日をどうするか迷った。 どんなことを言っても信用をなくしてしまうだろう事は予想ができた。 でも、最初の日を断った。 「自分を優先し、最悪の馬鹿にはなるな。」と自分の心に言った。 それまで、とりあえず振られた仕事や相手の都合は断らずに、全部受けようと 崖っぷちの私が生き残り、最終的に自分の夢を実現させるにはそれしかないと 頑張ってきたのだ。 その頑張りをせせら笑うように、魔は私自身ではなく、私の大事な人間に仕掛けてきた。
でも、息子の怪我も大事に至らず。日々回復に向かっている。 次の日の仕事は何とかこなし、デビューを果たすことができた。 事情を詳しく話し、どうにか納得をしていただけたようだった。 敵は見えないところにも潜んでいる。 でも、絶対にあきらめない。前途は多難かも知れないけれど・・。 自分の目標さえ定まっていれば、必ずたどり着けるもだと信じているから。
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