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2018年09月26日
カテゴリ：ダーリンと私
朝、５時半にスマホのアラームが鳴る。 この季節、あたりはまだほの暗く、肌寒い。 もうちょっと、 この愛しのベッドに抱かれてたいんやけど… 朝ご飯の支度もせんならんし、 お弁当の用意も… ぼちぼち起きんと、限界や。 うだうだしとる間も、 サイドテーブルの上でスマホが ご丁寧にぶるぶる震えながら、 時間や!! さっさと起きれ、このボケッ!! と言わんばかりにけたたましく鳴り続けよる。 くそぅ、もぅちょっと寝ぼけとったら 気持ちよく叩き割ったるのに。 10数万もしたかと思うと、 寝ぼけとるわけにもいかんしな。 はぁ、ダーリンが手ぇ伸ばして、 アラームとめてくれへんかなぁ… あり得へんな。 この時間は、ダーリンは爆睡中や。 アタシが油断してお尻から爆音を発しても、 ちっとも気ぃつけへんし。 それはそれでたすかったけど。 そう思いながらやむなく自らアラームを止め、 起き上がろうとした瞬間。 ちらっと、目の端に、ダーリンの姿がとまった。 ダーリンの手の中で、 彼のスマホが青い光を放っている… ひいちゃんが目覚めたと知るや、 ダーリンはスマホを枕の下にスライドし、 何事もなかったかのように眠ったフリ。 確か、昨日の明け方もそうやった。 昨日はそんなに気にも止めへんかったけど。 …なんとなく、ムカッ。 あやしいで。 ほんま、あやしいわ。 怪しすぎるわ。 なんぼ優しいダーリンだからとて、 テレビドラマの世界で起こっとるような出来事が 絶対にひいちゃんの身に起こらんと 誰が保証できる!? いや、優しいダーリンやからこそ、 ヤバイやろ。 ナイスバデェのキレイなネェちゃんに言い寄られたら、 お断りできんやろ。 ああ～、アカンわ、この世の終わりや… 味噌汁作りながら、 ひいちゃんの妄想は健やかに育ち続ける。 ６時になって、ダーリンが起きてきた。 おはよう、ひいちゃん。 ・・・・・ ひいちゃんが 不機嫌の塊を身にまとっていることを悟ったダーリン、 どしたん？ どしたん？ オレ、悪い？ ごめんよぉ～… ・・・まだ何も言うてへんし。 明け方にスマホをいじり、 かつ、妻に気づかれるやいなや、 何ゆえに寝たふりをするのか。 単刀直入に、言うた！ え？ 寝たふり？ そんなん、したかなぁ… あ"ぁ"～～ん!? なにをしらばっくれるか、 余計怪しいっちゅうねん!!! その後、バルコニーで一服ふかして戻ってきたダーリン。 なんかなぁ、最近ストレスたまっとるみたいでな。 上司をギャフンといてこます、 『スカッとジャパン』系のヤツ、 ネットで読みふけってたんやぁ… いや～、ホンマ、ヤバいわぁ… ふぅ～ん・・・ たばこ吸う２分ほどの間に、 一生懸命そのいいわけ絞り出してきたんか。 ふぅ～ん。 お昼休みに、ダーリンからメールがきた。 明日お休みとったから、 おしいしいもの食べに行こう!! ・・・まぁエエか。 つまらんヤキモチ、焼いても食えん。 とりあえず返事しといた。 今夜はおでんやで ダーリンにとって、 あでんが最高においしいものであることを、 ひいちゃんは知っている。  にほんブログ村……応援して下さったらうれしいです♪ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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