テーマ:政治について(20208)
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また北朝鮮のミサイルが発射される兆候が見られる様です。 米国の主導の下に北朝鮮の核実験に対する安保理制裁決議に向けて調整 が進んでいます。これは外れて欲しい予想ですが、やはり今回も米国が形 ばかりのイニシアチブをとり面目を保ちながら中国の顔を立てるという実 効性の無い決議に落ち着くのだろうと私は予想しています。時間の経過と 共に北鮮の強硬姿勢が増幅してくる事態に「北朝鮮は迷惑な国だが、追い 込んで暴発されてもたまらない。」という姿勢が日本を除く関係各国に共 通していて、これは強い非難声明を発している(せざるえない)オバマの 米国も変わらないと思われます。中国の難色は、米だけでなく非難の姿勢 だけは示さなければならない常任理事国や韓国にとっても(折れる理由と して)望むところなのでしょう。北朝鮮の望んでいる「宥められ、与えら れる」存在であることを容認する方向性は、核実験後の北朝鮮を米国がテ ロ支援国家指定解除する事によって既成の核保有国と認めたに等しい扱い をした事でより増幅したと私は思っています。「核保有国は核を手放さな い」という現実を前に、脅威となる核拡散さえ防げれば、この程度のレベ ルの独裁国家は中国にでも監視させて、宥めすかしながら生かせておいて も良いという暗黙の了解が垣間見えるのです。 北朝鮮の核の脅威を一番受ける日本だけが独り相撲で「蚊帳の外」になっ ているというのが容認されている形は、日本が関係各国から協議国の一国 として実質認証されていないという現実を物語っていて、六カ国協議が始 まった当初から拉致問題を全面に押し出す日本がお荷物扱いされている感 覚をもっていたのは私だけでは無いでしょう。北朝鮮もそんな日本を見透 かしていて、脅しのミサイルは日本に向けてだけ発射されつづけるのです。 日本が今、打つべき手は何なのか? 実は現在最もその存在性を問われているのは北朝鮮では無く日本なのかも しれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.30 20:45:10
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