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2009.06.07
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カテゴリ:カテゴリ未分類

以前の日記にも書いたが、鳩山総務大臣VS西川日本郵政という対立

軸でしか語られない現状の「郵政問題」というのは、あまりにも納税

者にとって不幸だ。「どっちにもつけんわい!」と突っ込みを入れた

くなる連日の報道である。

  

 旧郵政族の利権と総選挙以後を見据えた鳩山邦夫のスタンドプレイも、

新自由主義を気取った小泉元総理の亡霊を引き摺って「国民の利益」と

いう方向性を見失った日本郵政にも納税者の目から見た「理」は無い。

鳩山総務相の表向き正義ぶった一連の言動が、官僚の天下りを含めた利

権の延命・保護という役割を果たしている現実と、国と税金を背景にし

て、頼りながらの「小さな政府」というデマゴギーの成れの果てであ

日本郵政という存在は結局は旧態然とした同じステージの上に成り立っ

ているものだと私は感じている。テレビで日本郵政は黒字会社だと言い

張っていた政治家がいたが、発足前から国の支援が約束され、大きな資

本を持ち、無駄を省いてスタートした会社に赤字をだされてたまるもの

かとも思う。鳩山総務相の眼も、西山社長の眼も、一度でも納税者に向

けられた事があるのだろうか?

 

郵政問題という単体だけとってみれば、此処に至っては我々に現状では

打つ手が無い。打つ手が無い状況で一方的に報道される情報を我々は冷

静な眼で見続けていかなければいけないと思う。






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最終更新日  2009.06.08 01:54:36
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