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2009.06.11
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テーマ:徒然日記(23462)
カテゴリ:カテゴリ未分類

子曰く、

吾、十有五にして学に志し、三十にして立つ。
  四十にして惑わず。
  五十にして天命を知る。
  六十にして耳順う。
  七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。

 

 「斯くあるべし」「斯くたるべし」という含みがあるにしても、

子にし て「斯く」あったのであれば、私等は少なくとも二十歳は下駄

をはかせて 欲しいものだが・・・

 

天命を知らねばならぬ歳になるのに、明確な志しをもった覚えも無く、

だに立ったと明言できる程の自信も無く迷い続けている現在の「自

分」そ のものについて考える事が最近多くなって来た。

現在の「自分」を成して いる由来の多くは過去にあるが、それは「後

悔」などという類のものでは ない。他人から見れば「後悔しろよ」と

突っ込みを入れられる様な半生だ と認識してはいるが、過ぎ去り帰ら

ぬものへの「後悔」という念が、イコ ール今への「甘え」であるとい

う事を知る位の経験知は持ち合わせている。

 シニカルな意味合いで捉えられると困るのだが、現在と過去の自分の

在り 様を肯定的に「面白い(かった)奴」「変な(だった)奴」と笑

い飛ばす 様な心的作業をよくしている。

 

大雑把の捉えると、たとえば・・・

 )若い時には自分が「他とは違う存在」「平凡を否定する存在」であ

  る 事を欲するもので、私も意図的に無理をして背伸びした奇怪な

  行動や言動 に走ったものだが、実はそんなことをしなくても充分に

  自分は「変わり者」であったという事に気付いた時の可笑しさ。

2)自分が臆病で気弱だという自覚があり、他人に悟られまいとビクビ

  クしてきたが、実は局面局面で並外れた大胆な行動が多くあった事

  に気付いた時の驚き。

3)経済的に「怠け者」であるという自覚はあった。「なんとかなるさ」

  という楽観的な想いを振り回しながらも、どこかで(そんな都合良

   くもいかないよな)という直視出来ない想いも持ち続けてきた。

  実際に行き詰った現状を目の前に「やっぱりか!」という覚悟とも

  諦めともつかぬ可笑しな心象。

・・・等など・・・

 

現実に実存するのは「五十にして天命ならぬ手前(てめえ)を知った貧

乏な変わり者のオジさん」が一人。「これまで」は笑い飛ばせても「こ

れから」には笑えそうもない現実が待っている。

「これから」の「自分そのもの」を考え続ける為のキーワードは「没頭」

かなとは現在漠然と思っているのだが・・・

 






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最終更新日  2009.06.12 01:56:32
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