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2009.08.01
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 仕事に追われていた所為もあるのですが、選挙に向けて耳に入ってくるの

は政局の話ばかりで嫌気がさしてこれまで暫く静観していました。

サラッと見ただけですが、各党のマニフェスト・基本方針が出揃い、やはり代

わり映えのしない内容に落胆しています。

 自明の諸問題に対する「ばら撒き対策」に終始しているのは各党同じ様です。

 

「何を言ってもこれまでヤレて来なかった実績のある自民党」

「何を言ってもイメージ先行で実態に疑問が残り、実績も無い民主党」

「何を言っても責任の無い政局の具にしかならぬ少数雑魚政党群」

 

 マニフェスト通りなら全党「大きな政府」を標榜していると捉えて良いだろう。

私は「大きな政府」を否定するものでは無いが、それが現在の収縮縮小して

しまった社会を再生し、包摂性のある「大きな社会」を創造して、それを支え

られるかが問題なのだ。主役は「社会」であり、「政府」はそれを補助する役

目を担っているのだが、対処療法に終始し、具体的な理想とする社会像・国

家のイメージの見えて来ないこれらのマニフェスト群にその兆しは今のところ

ない。

 

今日の日本国民を覆ってきた閉塞感の一端は各々不満に思っている「社

会ルール変更の可能性」への実感が持てず諦めと白けが蔓延してきた事だ。

「政権が変わるかもしれぬ」という社会・国家の一大事にさえ「代わり映えせ

ぬ」という印象と無力感が付き纏う事態は客観的に見てもやはり異常な状態

なのだと考える。

 

それでも、、、 今回は民主党に政権が変わる事そのものが重要だと考える。

「変わらず落ちていく」より「変わって落ちていく」方が未来に光を見出せるだ

ろう。民主党政権は短命に終わるだろうがその後に何が起きるか、起せるか

が重要になってくる。政権が変わる事により誤魔化しが効かなくなった諸問題

が一気に噴出し、其の事での「社会のうねり」が国民に新たな認識のパラダイ

ムを生み出す事に期待している。

「社会ルール変更」に関われるという実感を我々は普遍化できるのか?・・・・・

村山政権・細川政権後の轍を再度踏む様なら我が国に未来は無いかもしれな

い。






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最終更新日  2009.08.02 02:31:32
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